診療受付時間

診療受付時間
09:00 - 11:00
15:00 - 18:00
  • △: 土曜日は、採卵周期・移植周期において医師から指定のあった患者さんのみ診療を行います。
  • ☆: 連休中の祝日は診療を行います。

Cancer
Treatment

がん治療に伴う
卵子・精子・胚の保存

当クリニックでは、がんの治療前や治療中の方を対象とし、卵子凍結保存や精子凍結保存などの妊孕性温存治療を行っています。がん患者さんは限られた時間で治療を行う必要があるため、対象者は優先的に初診予約を受け付けます。

  • 対象の方

    • がん治療前・治療中の女性で、
      卵子凍結保存(未受精卵・受精卵凍結)を希望の方
    • がん治療前・治療中の男性で、
      精子凍結保存をご希望の方卵巣組織凍結は行っていません。
  • ご連絡

    お近くのクリニックにお電話いただき、がん治療に伴う精子・卵子凍結の旨を受付にお伝えください。

助成金

当クリニックは、愛知県・名古屋市の助成金制度を活用した「がん患者妊孕性温存治療」を実施するために必要となる、日本産科婦人科学会への登録および愛知県・名古屋市からの承認を得た医療機関です。助成金の活用をお考えの方は、お住いの都道府県、市区町村などの各自治体に詳細をお問い合わせください。

愛知県がん患者妊よう性
温存治療費助成事業
小児・AYA世代のがん患者
等の妊孕性温存療法研究
促進事業

Flow

女性
妊孕性温存治療の流れ

01

お電話での
お問い合わせ

まずはお電話でお問い合わせください。
受付より以下の内容を確認しますので、お答えいただける範囲内でお伝えください。

確認内容

  • 希望の治療(未受精卵凍結・受精卵凍結)
  • 治療中の病名
  • 治療(手術・化学療法・放射線療法)の開始時期
02

仮診察券番号の
取得・予約

以下のWEB予約フォームより仮診察券番号を取得し、ご予約を行ってください。

03

初診・検査

受付後、問診票のご記入を行っていただき、以下の書類を提出いただいた上で、検査を行います。検査結果やご希望に従って治療の内容や概算費用をお伝えします。
なお、ご本人が未成年者の場合は、親権者の同席をお願いします。

お持ち物

  • 本人保険証原本
  • パートナー(配偶者様)の保険証原本
  • 診療情報提供書
    書式ダウンロード 書式をダウンロードし、主治医が記載したものをお持ちください。
  • 検査結果(治療前に行った直近の検査結果のコピー) 1年以内に実施した結果に限ります。
  • 感染症 (B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV)、末梢血、生化学、凝固能の検査結果 お持ちの場合、当院での検査結果を省略可能です。
  • 印鑑(認印可) ご本人が未成年者の場合は、親権者の方の署名・捺印が必要です。
  • 意思決定支援費用(検査を除く初診料):5,500円(税込)
  • 検査費用:80,000円前後
04

治療

ご希望に応じ、以下の治療を行います。なお、費用は薬や注射の使用料、卵子数・凍結数の多さなど患者さんによって異なります。

卵巣刺激 10~20万円
採卵当日 20万円前後
採卵後凍結保存 15万~50万円
凍結胚移植 20万円前後

卵子凍結保存のリスク・
注意事項

  • 採卵を行う前や治療中、また治療後には、その経過や症状を十分に留意し、しかるべき処置をおこないますが、それでも起こりうる回避できない結果等に関しては下記よりご確認ください。

  • 原疾患の予後に及ぼす影響

    保存された卵子・胚による妊娠確率、妊娠した場合の安全性など、未だに明らかになっていないことが多々あります。原疾患の治療の遅れや、高エストロゲンによる影響が起こる場合は、主治医との相談の上、治療を進めることになります。

  • 卵巣刺激に伴う卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の発生

    排卵誘発剤の投与により、卵胞が過剰に発育して黄体期に卵巣腫大・腹水貯留等によって様々な病状を呈する症候群です。胃痛・腹部の圧迫感・不快感から始まり、進行すると悪心・嘔吐、下痢、乏尿、呼吸困難、血液濃縮による血栓症が起こることもあります。この症状は、卵胞がたくさんできた(卵子がたくさん採取された)場合や妊娠した時に強い症状を呈することがあります。
    現在では、卵巣の反応性に合わせた卵巣刺激法を選択することや、超音波断層法にて卵巣発育および腹水貯留などを随時確認することで回避します。
    また、腹水が多量に貯留した場合は、穿刺して抜き取り、点滴する治療を行うこともありますが、現在OHSS症状はほとんどありません。

  • 採卵時の麻酔の副作用

    当クリニックでは採卵中の痛みを除去するために全身麻酔(静脈麻酔)を行います。麻酔に対するアレルギー・嘔吐などの身体症状が出る場合があります。予めわかっているアレルギー等があれば、問診票等にて自己申告していただくことにより、極力回避することが可能です。また、麻酔後当日の自動車の運転は避けてください。

  • 採卵後の腹痛や炎症

    採卵操作では、卵巣内の卵胞に針を穿刺するため、膣内だけでなく卵巣穿刺部より腹腔内へ出血する可能性があり、腹痛の原因となることがあります。通常は、痛み止めを使用するほどの痛みはなく、安静の必要性はありませんが、強い症状が出ることもあります。処方する痛み止めでも治まらない場合は、診察して対処いたします。

Flow

男性
妊孕性温存治療の流れ

01

お電話での
お問い合わせ

まずはお電話でお問い合わせください。
受付より以下の内容を確認しますので、お答えいただける範囲内でお伝えください。

確認内容

  • パートナー(配偶者様)の有無
  • 治療中の病名
  • 治療(手術・化学療法・放射線療法)の開始時期
02

仮診察券番号の
取得・予約

以下のWEB予約フォームより仮診察券番号を取得し、ご予約を行ってください。

03

初診・検査

受付後、問診票のご記入を行っていただき、以下の書類を提出いただいた上で、検査を行います。検査結果やご希望に従って治療の内容や概算費用をお伝えします。
なお、ご本人が未成年者の場合は、親権者の同席をお願いします。

お持ち物

  • 本人保険証原本
  • パートナー(配偶者様)の保険証原本
  • 診療情報提供書
    書式ダウンロード 書式をダウンロードし、主治医が記載したものをお持ちください。
  • 検査結果(治療前に行った直近の検査結果のコピー) 1年以内に実施した結果に限ります。
  • 感染症 (B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV)、末梢血、生化学、凝固能の検査結果 お持ちの場合、当院での検査結果を省略可能です。
  • 印鑑(認印可) ご本人が未成年者の場合は、親権者の方の署名・捺印が必要です。
  • 意思決定支援費用(検査を除く初診料):5,500円(税込)
  • 検査費用:80,000円前後
04

治療

初診の当日に精子凍結保存を行います。なお、所要時間は2〜3時間です。

精子凍結保存のリスク

  • 運動精子が得られない場合や、状態が極めて不良の場合は凍結保存できないことがあります。

  • 凍結保存した精子の融解時、運動精子数が減少したり運動性が低下する場合があり、予定していた顕微授精操作等が行えない場合があります。

  • 精子の凍結・融解使用に伴う胎児異常の発生率や出生児の発育は、自然妊娠の場合と変わらないと報告されていますが、予測できない事態が発生する可能性があります。

  • 万一、精子の保存期間中に天災や不可抗力などの予期せぬ事情によって当該精子が使用不可能になった場合、その保証を行うことができない場合があります。