診療時間
浅田レディース名古屋駅前クリニック
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浅田レディース勝川クリニック
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CROSS TALK
座談会
浅田レディースクリニックは、医師をはじめとする様々な職種が生殖医療に携わっており、それぞれが「妊娠という結果を出す」という一つの思いを胸に患者さんと向き合っています。
バックグラウンドや職種が異なる胚培養士・コーディネーター・受付の新卒3名（2022年4月入職）に生殖医療にかける想いや働き方について座談会形式で語っていただきました。
胚培養士
農学部出身で元々医療分野を目指していたわけではありませんでしたが、大学2年生の時に胚培養士という職業を知り、調べていく中で生殖医療に興味を持つようになり、3年生からは牛の体外受精に関する研究において胚と多く向き合いました。やるからにはその道の最前線に立ちたいという思いから、臨床と研究のどちらにも力を入れている浅田レディースクリニックへの入職を決めました。
今の主な仕事は、患者さんの胚を取り扱う先輩の介助や、胚の凍結・融解、臨床など実践に移るための研修を受けています。
ホルモンコーディネーター
大学では臨床検査学科で検査技師を目指しており、授業の中で分子生物学や遺伝子検査学を学び生殖医療を知りました。一般的な検査技師よりも専門性を高めることができ、最先端の高度な生殖医療に携われることに魅力を感じて浅田レディースクリニックに入職したいと思いました。
入職後は、血液検査や精液検査などの検体検査を中心とし、人工授精を行うための精液の処理や、患者さんの検査データの管理、クリニック全体のオペの予定表作成、妊娠出産された方の経過観察や学会への報告、検査機器の点検管理など幅広い業務を行っています。
受付
短期大学で医学や薬学に関する授業を学ぶ中で医療事務を志すようになりました。医療事務は、患者さんとの接遇やお会計ができれば誰でもできる仕事と言われがちですが、浅田レディースクリニックの「スタッフ全員が不妊治療のプロであれ」という方針に強く心打たれ、不妊症で悩む多くの方のお力になりたいと考えて入職を決めました。
入職してからは、外来患者さんの受付やお会計を中心に業務を行っており、その合間に助成金の申請書類の準備等を行ったり、月末にはレセプトの点検業務も行います。
section01
不妊治療に臨む患者さんは、多くの不安を抱えている方もいれば、妊娠を楽しみにしている方もいらっしゃいます。初めに患者さんと出会い、最後に送り出す受付として、お一人おひとりの不安を取り除いて真摯に向き合うことを大切にしています。
私はホルモンコーディネーターなので、患者さんと直接お話しする機会はありませんが、患者さんのカルテから状況だけでなく気持ちまで感じることができます。受付ではより一層感情をダイレクトに感じるでしょうね。
そのとおりで、言葉の使い方一つをとっても患者さんを不安に感じさせてしまう可能性があります。同じ言葉をかけてもお一人おひとり受け取り方が異なる場合もあるので、コミュニケーションには人一倍気を使っていると思います。
私も胚培養士という職業柄、患者さんに会う機会がとても少ないですが、胚の先に患者さんがいることを常に意識しています。妊娠に直接関わる責任感のある仕事なので、丁寧に、でも受精卵を外気に晒す時間を短くするため迅速に扱うよう心がけています。
私も検体を取り扱うことがメインではありますが、検査結果が患者さんの治療方針に関わるので、迅速かつ正確に検査結果を出すよう心がけています。検査機器で測定している時間はどうしても短縮することができないので、それ以外の処理はとにかく素早く動くようにしています。
患者さんは働きながら通っていて時間がない方も多いので、素早く対応することを大切にしていますし、不妊治療はそもそもタイムリミットがあるので、とにかく全体を通してスピード感を意識していますよね。
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一般の病院の場合、検査技師は病気の発見や健康診断のための検査を行うことが多いのですが、浅田レディースクリニックは妊娠や出産というおめでたいことに携わる仕事です。妊娠判定を行って陽性反応が出た時は、とても嬉しいですね。
私が嬉しく感じる瞬間は、合同ミーティングで患者さんからの手紙や赤ちゃんの写真を共有してもらった時ですね。自分が行っている一つひとつの業務が、赤ちゃんの誕生に繋がっていると実感します。
あと、培養室に患者さんが見学にいらっしゃる時に患者さんと直接接する機会がありますが、その時に「自分の胚をこんなに大切に扱ってくれているんだ」と安心してもらえると、普段行っているちょっとした仕事にも意味があると感じます。
私は、患者さんから「いつもありがとうございます。」「卒業までお世話になりました。」と言われることにやりがいを感じます。不妊治療を卒業して次の総合病院やクリニックに紹介状をお渡しすることに喜びを感じるのは、この仕事ならではだと思います。
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03
大学で学んだことを生かす場面もありますが、胚培養士としては何もできないところからスタートします。大変ではありますが、教育体制やカリキュラムがしっかり決まっているため、迷うことなく研修に向き合うことができています。今は、臨床という次のステップに進むための技術テストに向けて練習中です。
私も実務に移る前、精液処理などの業務を何回も練習しましたが、先輩によって少しずつ指導のポイントが違うので色んな先輩に指導してもらうようにしていました。患者さんの検体の取り扱いはミスが許されない緊張感があり、たくさん練習する必要はありますが、先輩たちはみんな穏やかで優しく教えてくれます。質問しやすい雰囲気を作ってくれますし、1聞いたら根拠や理由も含めて10を答えてくれるので安心です。
イレギュラーな対応を行わなければならない場合があるので、研修で学ぶ前に対応しなければならないことがありますが、先輩に質問したらすぐに答えてくれます。先輩は、患者さんだけに優しいわけではなく、他の部署や同僚、後輩の誰に対しても穏やかだなと感じます。
色んな職種の人が活躍しているからこそ、部署間での情報共有や新人の習得度合いもクラウドできちんと管理されています。現場に新人しかいないような状況になってもデジタルツールを利用して遠隔地にいる先輩から指示やアドバイスを受けることができ、情報伝達の遅れや間違いがなくて安心です。
SECTION04
当クリニックは、生殖医療に関わる数々のクリニックの中でも胚培養士が多数在籍しているため、体調が悪い時や用事がある時にも休みやすい環境だと思います。家庭がある方は時短勤務を行うなど、働き方ではかなり融通がきく職場だと思います。
他には、インフルエンザなどの予防接種を受けることができるのは当クリニックならではかもしれません。
あと、院長には「当院は3拠点あり、普段はなかなか会えないスタッフも研修旅行を通じてチームづくりができれば」という思いがあるそうで、毎年海外への研修旅行があります。コロナ禍でここ数年は中止しており私たちは参加できていませんが、チームづくりできる機会があればいいなと思います。
先輩から研修旅行の話を聞いて、私たちも早く行きたいねとよく話しています。
SECTION05
不妊治療は、保険適用での診療が開始したこともあり、もっと身近なものになることが予想できます。それに伴ってこれから培養室で扱う胚も増えると思いますが、胚一つひとつの重みや胚の先に患者さんがいることを意識するという、初心を忘れないことを大切にしていきたいです。
また、生殖医療の新しい知見が生まれれば、最新の治療を患者さんに還元することができると思うので、学会発表をとおして新しい技術の発展や発信に寄与したいと思っています。
当クリニックの医師や胚培養士の技術力は業界でもトップレベルだと肌で感じますが、受付がその評判を落としてしまってはいけません。初診の方が受付で印象を悪くして浅田での治療の選択肢を外してしまったら、患者さんにとってもったいないとも思います。クリニック全体として評価を上げることができるよう、顔となる受付が患者さんを暖かく迎えることを大切にしたいですね。
ホルモンコーディネーターという職種は、生殖医療に興味がなければ知る機会すらない職種でもあります。まずは目標とする先輩方に近づけるよう目の前の業務に向き合っていきたいです。そして将来は、臨床検査技師を目指している学生さんにも、ホルモンコーディネーターを知っていただけたらと思っています。
生殖医療は患者さんに幸せをお届けするお仕事なので、働いている自分自身が幸せを感じることが大切だと思っています。自分自身が幸せに感じることで幸せを感じていただけるよう、受付として患者さんを支えられるよう今後も努めます。
