診療時間

浅田レディース名古屋駅前クリニック

診療時間
09:00 - 12:00
15:00 - 19:00
  • ※最終予約枠は終了時間の30分前となります。
  • ☆: 連休中の祝日は診療を行います。

浅田レディース勝川クリニック

診療時間
09:00 - 11:00
15:00 - 18:00
  • ※最終予約枠は終了時間の30分前となります。
  • ☆: 連休中の祝日は診療を行います。

COLUMN

2023/03/24

医療情報処理(培養研究部)に関する紹介

医療情報処理(培養研究部)に関する紹介

患者情報や治療結果を含む臨床データの管理や集計・解析・分析を行っています。具体的な業務としては、データ管理・解析と培養業務サポートの二つに分類できます。データ管理・解析では、凍結保存している受精卵や精子の管理、治療成績の管理、治療成績向上にむけたデータ解析・分析を行っています。これらのデータ解析結果は、医師が治療方針を決定する一助となります。
培養業務サポートとしては、培養に使用する容器の準備・確認、受精卵の成長を観察した結果のデータ入力など、患者さんの治療の一部に関わることもできます。

1. 業務について
2. 一日の流れ
3. 研修
4. スキル
5. インタビュー

業務について

治療記録のデータ入力
治療成績のデータ集計・解析・分析
学術発表に用いるデータ作成・集計・分析・統計
院内システムの管理・不具合対応
受精卵・精子の凍結管理
臨床業務の補助業務 
その他不随業務

★不妊治療記録の管理および解析を行い、データ面から患者さんの治療に貢献します。患者さんの治療記録はシステム化されデータで管理されており、医療情報処理はデータの面から患者さんの治療に貢献する役目を担います。

一日の流れ

<午前>
■臨床業務の介助
・観察介助

(左記写真参照 左側:医療情報処理スタッフ、 右側:胚培養士)

・凍結準備
・ダブルチェック業務


(左記写真参照 左側:胚培養士、 右側:医療情報処理スタッフ)

<午後>
■臨床業務の介助
・精子処理の事務作業
■データ集計・資料作成
■凍結保存の管理
■治療記録の入力

教育

それぞれの業務は、研修を積み、技術が獲得できたら次のステップへ進みます。手厚い教育体制のもと、詳細な手順が記載されたプロトコールや、それらを用いて丁寧に教えますので、経験がなくても技術が確実に習得できる環境が整っています。

スキル

資格は不要ですが、基本的なPCスキル(Word,Excel,Powerpoint,)や統計ソフトを扱ったことがあり、コミュニケーションを大切にチーム医療に貢献しようと思える方。記録を正確に残すことと、必要なデータを的確に出すことが求められる仕事です。


部長インタビュー

培養研究部 福永部長

Q:医療情報処理について教えてください。
A:当院では2009年より患者さまの治療情報や治療実績の管理を専門に扱う医療情報処理が胚培養士と共に培養室で働いています。治療実績には採卵件数、移植件数、妊娠率、出生率など様々な種類のデータがあります。以前はそれらすべてのデータ管理を胚培養士が行っていました。
しかし、年間数千件の治療を行う当院ではデータ数が膨大に増え、また、どのデータも正確に扱うための知識が必要であることから、 胚培養士が臨床業務と並行して行うことが難しくなりました。
当院の方針ではエビデンスに基づいた治療(EBM:Evidence based medicine)を重要視しているため、 正しい治療成績を示し続けることは必須でした。そこで、膨大な治療データを早く正確に管理するため、 データ管理専門の医療情報処理が患者さまの治療データを管理することになりました。


先輩インタビュー

Q:なぜ浅田に入職しようと思ったのか、そのきっかけを教えてください
A:中途採用で入職しました。元々は食品のOEMメーカーで製品開発に携わっていました。求人サイトを見て、高度生殖医療に興味を持ち、浅田について調べたのが最初のきっかけです。データ入力や解析などのルーチンワークのようなコツコツとした働き方が自分に向いていると思っていたので、医療情報処理として最先端の設備・技術を持つ培養室をデータ管理の面から支えるという働き方に魅力を感じ入職を希望しました。

Q:入職後、どんなスキルがあると良いと感じましたか
A:生殖医療に関する知識については、入職後最初の一週間で勉強する時間が設けられていますので、学ぶ意欲さえあれば大丈夫です。
また、特定の資格は不要ですが、Excelを使って様々な集計を行うことが多いので、PCやExcelの基本的な操作ができると良いと思いました。

Q:仕事のやりがいや今後の展望はありますか
A:当院で扱うデータはたくさんあり、状況に応じて使い分けています。患者さんの大切な卵子や精子、データを扱う作業は間違いがあってはなりません。培養室内は緊張感があり、毎日身の引き締まる思いです。ですが、皆さんコミュニケーションが取りやすく、多くの事を一から丁寧に教えて頂きました。今ではそれなりにデータを使いこなせるようになってきたと思います。間近で見ている治療が結果を出しているのを数値として実感できるところや、様々なExcelの関数を学び、使いこなすことができるようになり、自身もスキルアップできるところに医療情報処理としてやりがいを感じています。これからも一つ一つ丁寧に業務に取り組み、多くの依頼を任せていただけるように精進したいと思います。

すべて 不妊治療の基礎知識 お悩みと疑問 研究・学会発表 その他