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浅田レディース名古屋駅前クリニック

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COLUMN

2024/03/25

当院の卵子凍結(計画的卵子凍結)について詳しく解説

■卵子凍結とは

卵子凍結(未受精卵凍結)とは受精前の卵子を凍結し保存することです。
がん患者さんが抗がん剤や放射線治療を始める前に卵子を凍結しておく「卵子凍結(妊孕性温存・医学的適応)」と、将来の妊娠にそなえて若いうちに卵子を凍結しておく「卵子凍結(社会的適応/計画的卵子凍結)」がありますが、当ページでは「社会的適応/計画的卵子凍結」についてご説明します。
また日本産科婦人科学会で作成した卵子凍結をお考えの方への説明動画がありますので、下記動画もご覧の上、ご検討ください。


 

当院は30年の不妊治療経験で培った卵巣刺激をはじめ、複数卵採取できる採卵方法、従来の緩慢凍結法に比べ生存率の高いガラス化法で卵子凍結を行います。また患者さんの凍結受精卵を最長16年間継続保管した実績もございます。

費用はわかりやすく必要な検査料や薬剤費を含んだ30万・40万パッケージ料金をご用意しました。
将来に備えて卵子凍結を検討されている方は、まずは、お気軽にご相談ください。

■卵子凍結相談(無料)

相談をご希望の方は初診をご予約下さい。
初診は、なるべく生理2~5日目ごろの受診をお願いします。

【名古屋】初診予約(仮診察券番号の発行)
【勝川】初診予約(仮診察券番号の発行)

■卵子凍結の費用

料金をわかりやすく、よりご利用いただきやすい料金へ変更いたしました。※税込み金額となります

 

■卵子凍結費用の分割払いについて

当院で行う卵子凍結に係る費用は、SMBCファイナンスサービス(株)によるメディカルクレジット制度(分割払い)の対象となります。
当院の分割払い手数料は実質年率5.9%となっております。また一部・全額繰上げ返済も可能です。
ご利用の場合は、初診日に受付へお申し出ください。

■助成金について

助成を受けられる場合があります。お住まいの自治体にご確認ください。

■卵巣刺激・採卵から凍結保存までの流れ

1 卵巣刺激
ホルモン剤で複数の卵子を育てます

2 採卵
タイミングをみきわめて卵巣から卵子を採取します
痛みのない静脈麻酔下の採卵を実施します

3 凍結保存
ガラス化法で凍結し、将来使用するまで-196度の液体窒素タンクで長期保管します

■採卵までの通院モデルスケジュール

1 卵巣刺激前準備
生理2~5日目に、超音波検査とスクリーニング検査(血液検査)を行い、卵巣刺激周期をスタートして良いかの確認をします。
スクリーニング検査の結果が出るのに1週間ほどかかりますので、卵巣刺激のスタートは次の生理が来てからになります。

2 卵巣刺激周期
生理2~5日目よりスタート。お薬で卵巣内の卵子を育てていきます。
3~4日に1度、超音波検査とホルモン値測定(血液検査)を行い、卵胞の発育をモニタリング。 お薬を調整しながら丁寧に卵子を育てていきます。2週間のあいだにおよそ5回程度通院が必要です。

3 採卵
卵巣刺激の開始日からおよそ14日程度で採卵します。
※ご本人の状態によってスケジュールや通院内容は異なります。

■卵子凍結の目的とメリットとデメリット

・メリットについて
女性は年齢を重ねるにつれて妊娠率が低下し、逆に流産率は上昇します。しかし、若い頃の卵子を凍結保存しておくことで、卵子を凍結した年齢の妊娠率と流産率を維持することが期待できます。


【参考】
日本生殖医学会のガイドラインでは、未受精卵子等の採取時の年齢について40歳以上は推奨しないとされています

・デメリットについて
―卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や出血・痛みのおそれがある
卵子凍結では成熟した卵子を多く採卵するために排卵誘発剤を使用することから、副作用として卵巣過剰刺激症候群がおこる可能性があります。
卵巣過剰刺激症候群とは、排卵誘発剤によって受ける刺激で卵巣が膨れて腹水や胸水がたまり、さまざまな症状を引き起こす副作用です。
この症状は、卵胞がたくさんできた(卵子がたくさん採取された)場合、まれに現れることがあります。

また、採卵では卵巣内の卵胞に針を挿入するため、膣内だけでなく卵巣の針を刺した部分から腹腔内へ出血する可能性があり、腹痛の原因となることがあります。
通常は痛み止めを使用すればおさまる程度で、安静の必要もありません。

―採卵時の麻酔の副作用
当院では採卵中の痛みを除去するために全身麻酔(静脈麻酔)を行います。麻酔薬に対するアレルギー等がある方をのぞけば、ほとんど副作用もありません。
休養室のベットで休んで十分麻酔からさめたら帰宅していただけます。ただし、麻酔後当日の自動車の運転は避けてください。

―必ずしも妊娠にいたるとは限らない
日本産科婦人科学会の調査によると、生殖補助医療(ART)を用いた治療は、全国で498,140治療周期が行われ、このうち出産までに至ったのはは67,833周期でした。
このことから卵子凍結を用いても将来必ず妊娠・出産できるとは限らないことがわかります。
卵子凍結などの生殖補助医療は、年齢がその成績に大きく影響しており、可能ならばより若い時期に受けることが大切になります。

卵子の凍結融解作業によって卵子に負担がかかり、卵子の質が低下することもありますが、この問題は十分な数の卵子を凍結保存しておくことで回避することができます。

■どれくらいの卵子を保存しておくべきか?

30~34歳の場合、ひとりの赤ちゃんがうまれるのに必要な卵子の数は、12個ほどといわれています。当院では1回の採卵で10~20個採取することを目指します。

■当院の卵子凍結について

当院で行われている凍結方法は「ガラス化法」という方法です。ガラス化法は、受精卵の水分を凍結保護剤と入れ替え、常温から一気に液体窒素の中(-196℃)に浸し凍結を行うため、細胞内で水分が結晶化することなく凍結を行うことができる高度な凍結方法です。
現在、当院で凍結した未受精卵子を融解した際の生存率はおよそ95%です。

■当院について

浅田レディース名古屋駅前クリニック、浅田レディース勝川クリニックは下記に該当しています。
1.生殖補助医療実施医療機関として登録
2.医学的適応による未受精卵、胚(受精卵)凍結・保存に関する施設に登録
3.複数の常勤の生殖医療専門医が在籍

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