患者さまからのお手紙
2025年03月に出産された患者さまから
掲載日:2025年11月28日
私が赤ちゃんを授かることができたのは、妊活を始めてから5年後のことでした。他院で体外受精に複数回トライしたものの一度も着床せず、精神的に参ってしまっていたところ友人からこちらのクリニックを勧められ、最後の悪あがきと思い受診しました。
広々とした待合室や、優しく対応してくださるスタッフの方々、クリニックが変わるとこんなにもストレスが軽減されるのかと驚きました。また、最もびっくりしてありがたかったのが、移植の時の痛みが全く無かったことです。(私の子宮はやや前屈していて、他院での移植は本当に気絶してしまうかと思うほどの痛みでした)おかげさまで無理なく通うことができ、2回目の移植で授かることができました。
妊活中は苦しいことがたくさんあると思います。友人の出産に嫉妬してしまったり、仕事に思うように打ち込めなかったり、痛い思いを何回もしなければならなかったり、望まない結果が出るたびに落ち込んでしまったり。どうして自分がこんなことに?と悲観的になることもあるでしょうが、そうなってしまうとどんどん沼にハマってしまうので、そんな時私はとにかく感情を客観的に眺めることに徹しました。「そうか、うらやましいんだね」「そうか、また悪い結果が出ることが怖いんだね」そうやって自分の感情に共感してあげるだけでも大分楽になりました。
最後に、妊娠出産後はなかなか寝られません。好きなこともできません。旦那さまとの時間も限られます。治療は辛いことも多いでしょうが、感情に(信ぴょう性の低い情報やスピリチュアルにも)支配されず、医療の力を信じて、ぜひ今しかできないことも楽しんでください。
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