患者さまからのお手紙

2024年11月に出産された患者さまから

掲載日:2025年8月15日

私が治療を始めたのが、24歳の頃でした。もともとPCOSで治療を始め、最初誘発剤を飲んでいましたが、数回試しても排卵まで至らず、もともとステップアップを考えていました。ちょうどその頃に不妊治療の保険適用が認められましたが、治療の幅(できることが多い)ということで自費治療を選択しました。お金がかかるなと思いとても不安でしたが、年齢は戻ってこないけど、お金は後からでも取り返せる笑という気持ちで治療を進めました。
そこで年齢は取り戻せないならばと、人工授精を飛ばして体外受精までステップアップしました。体外受精する前に一身上の都合で1年程お休みしましたが、1度目の採卵と移植で妊娠することができました。その後何度も出血があったり、切迫早産で1ヶ月半入院したり、本当に色々ありましたし、ほんとーーーにお金がかかったなぁと、思いますが、それがどうでも良くなるくらいあの時治療を頑張ってよかったなと思います。
治療している最中は妊娠出産なんか夢のまた夢だと思っていて想像すらできませんでしたが、必ず報われる日が来るんだと思いました。1ヶ月早産で少しゆっくり成長している我が子ですが、抱きしめるたびにあぁ...会えて嬉しいと思います。今治療をしていて先の見えない方もいらっしゃると思います。私もそうでした。お金も無くなるし、仕事との両立、夫との関係性とても難しいと思います。それでも諦めなくてよかったとすごく思います。
治療に頑張っている皆さんに幸せが訪れますよう祈っています。

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