患者さまからのお手紙
2024年11月に出産された患者さまから
掲載日:2025年8月 8日
治療を始める時も始めてからも、考えないようにしていても頭のどこかに常に不安がありました。妊娠出来るの?お金もかかるし、いつまで治療を続ける?などの不安がありました。治療を始めてからは、薬の副作用で体調不良も多く気持ちが不安定になる事も多かったので、こんなに辛い治療いつまで続けるのかな?など、同じような不安や悩みを感じている方もみえると思います。そんな不安もありながらも妊娠し、無事に元気な子を出産できた事は本当に嬉しく、副作用や採卵の痛みなどの辛い治療を頑張って良かったと思いました。
手術で悪いところを取ったり、内服治療で経過観察するなどの疾患とは違い、治療してすぐに成果が分かるわけでもなく、逆に終わりが見えない治療に嫌気がさしてしまう時もあると思います。なにも治療を必要としなくても、自然に妊娠出来る人も沢山いるのに、どうしてこんなに頑張らないといけないのか?こんなにお金と時間、精神的にも身体的にもストレスを感じて頑張った先に結果が出るの?と途方もなくなる時も沢山あると思います。それでも頑張って治療している自分をこんなに頑張ってるんだって認めるだけでも気持ちがちょっと楽になると思います。
時には、余計な詮索をしてくる身近な人がいると思います。私の義母がそうでした。治療についてや次の受診、受診でどう言われたかなど。そんな詮索は放っておくに限ります。1番頑張っているのは自分なんだから周りの声なんて気にしないで、時には美味しい物を食べたり、自分だけの時間をつくってゆっくりしたりして自分だけにご褒美を!

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