患者さまからのお手紙
2024年10月に出産された患者さまから
不妊治療2年半で3カ所目のクリニックでした。38歳での妊活スタート。年齢のタイムリミットが迫る中、夫の転勤で名古屋に来て知ったのがこちらでした。説明会を聞いて、凄く納得のいく話が聞けたこと、説明会後に院長先生とお話させてもらって、"何でもっと早く来なかったの!"と言われたことをきっかけに通院を決めました。
結局、治療中に院長先生のお顔を見ることはありませんでしたが笑毎回診て頂く先生が違うことに初めは不安でしたが、どの先生もしっかり話を聞いてくれ、どうしたら次は上手くいくのかを考えてくださってるのが伝わり、徐々に不安な気持ちも無くなりました。これ、当たり前の様に思いますが、こちらに来るまでに通っていた2カ所とも、毎回同じ薬、同じ量、大した説明も無しに、"はい、また来月頑張りましょう"って感じで、本当にこの治療で妊娠するの?と疑問でした。
人生かかってるので、先生としっかりコミュニケーションを取って、納得のいく治療をしてほしいなぁと思います。諦めた頃に、という話をよく聞きますが、妊娠したから言えることでしょ?と思っていました。成熟卵さえ中々とれなかったのに、一気に3個成熟卵、そして胚盤胞に!これで妊娠しなかったらもう無理でしょ、と夫婦で話し合い、この3個を1個ずつ戻して駄目なら妊活卒業しようと決めた2個目の移植で妊娠することが出来ました。もうほぼほぼ諦めてたのでとてもビックリしたのと同時に、このまま順調に...そんなうまい話があるかなぁとクリニックを卒業するまであまり喜ばないようにしてました。
産科へ転院してからも、産まれるまで何があるかわからない、と不安は尽きませんでしたが、今こうして無事に出産を終えることができてほっとしてます。高齢で2年半で妊娠出来たのはありがたかったですが、2年半ですらとても長く感じましたし、メンタルをコントロールするのも大変でした。私は幸いにも、家族、友人に話を聞いてもらって息抜きをしていましたが、やはり夫に話を聞いてもらって、受け止めてもらえたので頑張れました。ついつい女性だけが頑張ってる感じになりがちですが、これはふたりで頑張らないとメンタルもちません。
先の見えない治療に心が折れることもあると思いますが、楽しみを見つけながら通院してみてください。ちなみに私は、名古屋駅に来る度に大好きなパンをご褒美に通ってました。なんの参考にもならないかもしれませんが、皆さんの頑張りが実ることを心から願ってます。

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