患者さまからのお手紙
2024年7月に出産された患者さまから
1人目は別の病院で人工授精、引っ越し後にこちらの病院で体外受精にて2人目を授かりました。仕事、育児、治療の両立が難しいと感じることが多く、どなたかの参考になればと思い寄稿します。
【病院】1人目の病院は担当医制で、常に同じ医師が診てくれるものの、予約が取り辛かったです。浅田LCは毎回診察の医師が変わりますが、担当医の曜日を気にすることなく予約できてよかったです。多面的に診て貰える気がして、私は担当医制でなくてよかったなと思っています。初診はかなり待ちましたが、それ以外は待ち時間は短い方だと思います。
【治療】AMHがかなり低かったものの、1人目は1回目の人工授精で授かったため、2人目もスムーズにいくのではとどこかで期待していました。浅田LCでも人口授精から始めましたが、結果が出ず、体外受精にステップアップしました。AMHは1人目の治療時よりも更に低くなっており、採卵は1回で3つ、その内2つが受精卵になりました。採卵数は少ない方でしたが、1回目の体外受精で運良く授かることができました。どちらかというと、エスカレーター式に次の治療にステップアップしていく印象ですが、不安を伝えると、看護師さんたちも皆さん優しく寄り添って下さいます。
【仕事との両立】自宅の最寄り駅に浅田LCがあったので、通院に要する時間は気になりませんでした。仕事と両立するには、自宅もしくは会社から近い病院が理想だと思います。1人目は通勤途中の駅ではあったものの、一旦下車するのが手間でした。人工授精と体外受精では体外受精の方が予定が見通せて、コントロールもしやすかったです。仕事をしながらであれば、早めに体外受精にステップアップするのもいいのかなと思いました。仕事がストレスになる方では無かったので、治療中に時短からフルタイムに戻しました。治療のことを考えない時間がある方が、自分にとってはよかったです。また、在宅勤務が週に数回できたのでそれも活用しました。
【育児との両立】保育園ギリギリの時間までかかりそうな時、一旦お迎えに行って戻って来ようと思い、受付に相談したところ、融通をきかせて頂いたことがありました。どうしても困った時は、相談されてみてもいいかもしれません。子供のお世話をしながら、自宅で体外受精のための注射をしたり、毎日バタバタでした。が、治療に気持ちが集中してしまうよりはよかったです。精神面では、「1人子供がいる」という事実が確実にストレスを減らしてくれました。1人目を授かれるかどうかと、2人目以降をというのでは、全く違います。1人目をという方の不安な気持ち、本当によく分かります。でも兄弟がいたらいいなという、2人目以降を望む気持ちもとても分かります。。
【最後に】宝物を授かることができ、本当に感謝しています。治療中は、もしかしたらダメかもと、今度こそという想いで、気持ちの揺れがしんどかったです。時間があるほど考えてしまうので、考える時間をなくせるよう仕事時間を増やしました。そして吹っ切れたときに、2人目を授かりました。何がストレスなのか、見極めてそれを取り除くのは本当に大切だと思います。子供は授かり物で100%はないですが、望む方皆さんに天使が舞い降りてくれることを願います。

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