患者さまからのお手紙
2024年8月に出産された患者さまから
掲載日:2025年4月 4日
長女に引き続き凍結保存胚で長男を授かりました。2回目の移植で出産まで来られました。1回でも流産経験は精神的にも経済的にも辛いので、一刻も早く着床前診断が全ての方に適用が認められる事を願います。
ただでさえ何が起こるか分からない妊娠出産で、なぜ初めから生育不可能だと分かり得る胚をわざわざ身体に戻して辛い思いをしなければならないのでしょうか。女性には移植時の緊張や苦痛に、その後のつわりもあります。移植するのも無料ではありません。当然、年単位で保存料もかかっています。その全てが無駄になったという絶望感を産婦人科学会、医師会は理解していただけないでしょうか。
結果として元気な子を授かったので報われました。幸いにもまだ保存胚はあるので3人目をまた産後1年後から浅田クリニックさんでお世話になるつもりです。その頃には海外と同様に希望する全ての方に着床前診断ができる世の中になって少しでも悲しい思いをする必要がないシステムが構築されますように。

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