患者さまからのお手紙
2024年6月に出産された患者さまから
AMHが1未満で猶予がなく30歳の時点で初めから体外受精をはじめました。初めはすぐ妊娠すると思っていたのですが、出口の見えない毎日に絶望の日々が3年続きました。精神的な面では友達にも言いづらく誘いを断るばかりでSNSは1年間不妊治療用の別アカウントにし友達の妊娠出産が耳に入らないように自分の心を守りました。
最初は夫にも理解してもらえず不妊治療クリニックに通うことすら反対されていましたが、何度も話し合いを重ね、私たち夫婦の子供に会いたいという同じ目標を持って行動できるようになりました。2人だけで抱え込みすぎてしまった時に(夫への不満など笑)話せるようにと両家の家族には話をし理解してもらえたのも心強かったです。
また職場の上司も理解のある方で休みの調整など協力を得てお休みをさせてもらうことができました。本当に周りの方々に恵まれた環境でした。しかし結果は伴わず、前医含め7回の採卵をして、グレードの良い胚盤胞移植を繰り返すも着床すらせず原因不明の着床不全と言われなす術なくひたすら採卵移植を繰り返すしかありませんでした。
10回目の移植で初めて着床しそのまま妊娠、出産に繋がることができました。子宮の血流を良くするため、軽い運動やサプリメントを飲むなどはずっと続けていて今回新たに始めたものはなかったので今回着床した理由はわかりませんでした。人にもよると思いますが、わたしは子どものいない人生を諦められなかったので卵が尽きてしまったらと悪いことばかり考えて毎日のように隠れて泣いていました。
生まれてきた我が子のおかげで自分を取り巻く世界が鮮やかに感じ、笑顔を取り戻すことができたと思います。嫌気がさすこともなく支え続けてくれた夫にも感謝です!不妊治療中は自己注射も妊娠できるならと頑張り続けるしかありませんでしたが、今となっては治療を続けてよかったと心から思います。

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