患者さまからのお手紙
2023年12月に出産された患者さまから
私の場合は、浅田クリニックさんのお手紙のメッセージを拝読している限り珍しいタイプかもしれません。既に自然妊娠による出産を数回経験しており、事情により卵管結紮術をしている過去があります。その場合、自然妊娠や人工授精はまず難しいので、初めから体外受精一択でした。
初めは、妊娠歴があるので移植すればすぐ妊娠できるのでは?と思っていました。甘かったです。妊娠って改めて奇跡の連続なんだと言う事と、神頼みでも、怪しい整体でも何でもしたくなる気持ちは分かりますが、医療の力と浅田CLの先生を信じてクリニックで挑戦し続ける事に注力しました。その代わり、普段は仕事もバリバリやるし、赤ちゃんができにくくなるのでは?等と考えずなるべく普段と変わらぬ生活を送る事にしました。
治療期間的には2年程です。期間中、体外受精回数は10数回、妊娠反応は3回、内2回は流産でした。費用もそれなりにかかりましたが、夫婦で正社員で働き、勿論旅行やお出掛けも楽しみつつやりくりを頑張りました。時には喧嘩が多くなり、何のために治療をやっているか見失いそうな時もあり、流産も心拍確認後でとても辛かったです。経験してみて思うのは、身体の構造上仕方のない事ですが、どうしても女性の心身的負担が大きい事です。治療自体がストレスになります。
あと何回で妊娠出産できるかな?いつまでやれば報われるんだろう?私が働いてるから?赤ちゃんに選ばれない母だから?などとマイナスな事ばかり考えてしまいます。どうか、いま治療中の方、十分治療に向き合い頑張っていると思います。治療はクリニックにお任せして、好きな事、楽しい事をして、自分を労わってあげて下さい。私の場合、40歳で治療は終了・採卵した卵が無くなり次第終了、2つの区切りで目処をつけていました。卵もあと2つと言う所で、妊娠が分かり、しかも1つの移植卵から双子を授かり、浅田CLの先生には感謝でいっぱいです。
妊娠中は出血が続く等のトラブルや早産もありましたが、赤ちゃんの生命力を信じて安静に過ごしました。今ではもうすぐ生後6ヶ月になります。妊娠?出産までのプロセスはそれぞれだと思いますが、1人でも多くの方の望みが叶いますようにと願っています。
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