患者さまからのお手紙
2023年12月に出産された患者さまから
掲載日:2024年10月 4日
私は不妊治療中、他の方の通院の経験談などが聞きたかったので、私の妊娠までがどのような治療だったのかをお伝えします。私は34歳でALCに通い始め、自費での採卵で4回移植、保険での採卵で1回移植して妊娠に至りました。1年3ヶ月ほどでした。その間に3回目の移植で稽留流産をし、その手術経過が悪く大学病院で3ヶ月間治療しています。
ALCに戻って治療を再開し、4回目の移植でダメだったとき、心が折れかけました。でも最後にもう一度、負担の少ない保険でやってみてそれでダメなら諦めようと夫と話し合いました。あくまで私の経験ですが、最初の採卵は卵がなかなか育たず予定より長く自己注射したこともありとても辛かったのですが、2回目では体の辛さはあまりなかったです。それが自費と保険の違いだったのかは分かりません。体外受精の不妊治療でいちばん辛いのは採卵手術までの自己注射期間だと私は思っていますが、その辛さは人によるというよりは、その時によるのかもしれません。
妊娠がわかったときも、前回の稽留流産のこともありまだ喜べず、妊娠8~9週でALC卒業となったその日にようやく実感でき、その足で母子手帳を貰いにいきました。逆子だったため予定日より2週間早くこの世に産まれましたが、5ヶ月になった今でも問題もなくすくすく健康に育っています。出産して5ヶ月がたちますが、今回この出産調査の連絡をいただくまで、正直不妊治療中がしんどかった事は忘れていました。ただ、迷った時間も辛かった時間もすべて必要な時間だったのだろうと思います。ALCには本当に感謝しています。あと1つ凍結中の卵も、ダメ元くらいの気持ちですがお迎えに行く予定です。
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