患者さまからのお手紙
2023年10月に出産された患者さまから
掲載日:2024年8月 2日
2人目の治療のため、凍結卵の移植からのスタートでした。しかし1人目の時とは異なり、保険治療も選択肢にあったため夫婦で夫婦で自費か、保険かとても悩みました。個人的に感じたことは、保険は金銭的には大変助かりますが、自費の方がオーダーメイドのような治療ができるという感覚でした。少しでも子に早く会いたいという気持ちから、自費にすることも考えましたが先生方にたくさん相談させて頂き、まずは保険にすることにしました。
納得して治療に進むことができたのは、自費と保険それぞれメリットでメリットをきちんと説明してくださったからです。保険が始まり、まだ日が浅かったこともあり、定まらないルールもあったと思います。しかし曖昧な事は、そのまま有耶無耶にせず調べて次の診察時に解決して下さいました。1回目の移植では残念ながら陰性でしたが、2回目でありがたいことに無事妊娠し、元気な子を出産する事ができました。
わからないことはたくさん時間をかけて質問し、納得して治療に臨むことがどんな結果になっても大切なことだと思います。誰かと比べ、時に焦り辛いことも沢山ありました。でもその時間は今では無駄ではないと思っています。不妊治療と関係のないことでも、人の痛みに寄り添うことができるようになったと思います。もちろん経験したくない心の痛みでもありますが、1人でも多くの人が笑顔で我が子を抱けますように。絶対その頑張りは、無駄になりません。
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