患者さまからのお手紙

2023年9月に出産された患者さまから

掲載日:2024年7月12日

38歳から治療を始め、体外受精で無事に妊娠,41歳目前で出産に至りましたが、子どもが欲しいと思ってから検査するのでは遅いと思いました。子どもが欲しいと思ったら、早めに検査をするのが良いと思います。早ければ早いほど良いです。私は遅かったので後悔しました。
私は卵巣機能が低下していたので、5個採卵するのに1年以上時間がかかりました。採卵に立て続けに失敗したこともありましたが、家族や友人に気分転換に付き合ってもらいました。私は話すことでストレスを発散するタイプだったので、かなりオープンに話をしてました。神頼みも何度もしました。意味がないと言う人もいますが、そんなの関係ありません。自分がやりたいなら何でもやればよいと思います。
それもストレス発散です。発散方法は人それぞれですが、ストレスを溜めない、気にし過ぎないことは大事だと思います。治療に時間はとてもかかります。採卵手術しても凍結できる成熟卵が取れないことが連続したこともあります。次に進めず、辛い時期もありましたが、自分とパートナーの身体を信じ、先生の言われたことに従いました。ネット情報は不安になるだけだったので、見るのを避けていました。
不安を感じるのは身体に良くないです。2回しかチャンスが無い1回目の胚移植で授かりましたが、奇跡だったと思います。年齢を考えると治療しても無駄になる可能性も十分あると覚悟しつつ、少しでも前に進めるとワクワクしながら治療したのが良かったかなと、今では思います。不安になることもあると思いますが、ご自身の身体とパートナーを信じて、頑張ってください。

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