患者さまからのお手紙
2023年8月に出産された患者さまから
掲載日:2024年7月 5日
採卵開始が41歳4か月、AMH0.25という悪条件でのスタートでしたが、42歳で妊娠、43歳6か月で出産しました。途中3か月程治療を休んだので、正味1年半程度で結果が出たのは、年齢など諸条件を考えれば、順調なほうだったのだと思います。
AMHが低いため、1度に採卵できるのは1個、多くても3個、採卵10回以上で、成熟卵は5個、胚盤胞まで成長したのは3個。結果的には着床に至ったのは、41歳8か月時に採卵したもので、3BCという着床しづらいとは言えない数値のものでした。仕事は在宅勤務が認められているのと、クリニックはアプリでのスケジュール管理ができるので助かりましたが、それでも両立は本当に大変で、もう思い出したくもないくらいです笑うまくいかないことが続くので、メンタルは常に鬱状態でした。
それでも心を無にして、結果が良くても悪くてもクリニックに通い、医師のみなさんのいう通り治療を続けたことで妊娠、出産に至ることができました。いつも丁寧でやさしく、仕事をきびきびこなすナースや事務のみなさん方にも救われました。妊娠4か月のとき切迫流産で安静のため2週間入院、2500gを切る低体重で生まれたうえ、出産直後に子に黄疸が出て退院が延びるなどありましたが、現在生後5か月時点では病気も障害もなく、元気に成長しています。(NiPTや出産直後にできる検査はすべてしたので、病気や障害があれば分かるのはもっと後だと思います)
とにかく年齢が上がるほと本人比で条件は悪くなるので、迷っているなら早いほうがいいです。私は結婚が遅く、「どうしても子供がほしい」と思ったのも遅かったので、こんな年齢になり、しなくてもいい苦労をしたので、ぜひ早めに治療を開始することをおすすめします。
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