患者さまからのお手紙

2023年7月に出産された患者さまから

掲載日:2024年7月12日

今回2人目を、浅田レディースクリニック(品川)で10回目の移植で妊娠・出産することが出来ました。1人目も浅田レディースクリニック(名古屋)で体外受精にて妊娠・出産をしましたが、その時は運良く1回目の移植で授かりました。
一方の2人目は、化学流産、流産、異所性妊娠→卵管切除等、様々な困難を経験した末の妊娠・出産となりました。私達夫婦の不妊の原因ははっきりとは分からず、PGTAのA胚を3回移植しても授からず、結局のところ夫婦の遺伝子同士の相性が悪いんだろうとのことでした。2人目の治療中、6回目の移植後に、ネットで20回目の移植で妊娠された方(海外在住の日本人の方)をお見かけしました。19回ダメでも20回目うまくいくこともあるんだなぁと思い、お金が続く限りは頑張ろうと思って治療を続けました。
とは言え、精神状態は限界に達し、9回目の移植が駄目だと分かった後には身体が痺れ始め、逆流性食道炎を患ったりと、これ以上は身体が保たないと思いました。そんな状態でなんとか10回目で妊娠出来た後には、身体の痺れも逆流性食道炎もすぐに治り、やはり心と身体は繋がっているんだなと実感しました。
治療中、辛いこと、大変なこと、多かれ少なかれ皆さんあると思います。どうか、お身体を大切に。そして、夫婦でたくさん話し合い、絆を深めながら治療をされるのが大切かと思います。これから治療を始める皆さんの心の中に、10回目、20回目の移植で妊娠・出産した人がいるんだということを留めて頂き、治療で苦しいことがあっても、そのことを少し思い出して乗り越えていって欲しいなと思います。
最後に、2人も授けていただいた浅田レディースクリニックの先生、スタッフの方々には大変感謝しております。本当にありがとうございました。これからも日本の不妊治療をリードするような、そんな存在であって欲しいと願っています。

レター

患者さまからのお便り一覧