患者さまからのお手紙
2023年8月に出産された患者さまから
25歳で結婚、会社員として働く中でなんとなく子供が欲しいと思いながらもなかなかできませんでした。結婚から6年経ち、31歳になり、同級生たちが続々と出産する中でそろそろ自然妊娠は難しいかもしれないという危機感を感じていました。
そんな中、32歳の4月に不妊治療が保険適用となり、重い腰を上げてまずは相談会の予約を取りました。いろいろな話を聞くうちに卵子の数は生まれた時をピークにどんどん減っていくということを知り、今までのんびりしていた自分を少し責めてしまいました。説明会後、すぐに初診の予約をするも保険適用の場合、治療に入れるのは翌月からということでやきもきしながら時が過ぎるのを待っていました。
翌月に入り一通り検査をして、私達は人工授精から始めました。会社員として働いていましたが幸い、営業職ということもあり日程調整は苦労しませんでした。初めての人工授精当日、私の体質的に精子を入れる管?を入れた所体調が悪くなってしまい2時間ほどベッドで横になっていました。吐き気もありとてもしんどかったですが我が子のためなら...と頑張っていた記憶があります。
自分としては年齢的にも「すぐ着床するだろう!」と思っていましたが生理が来ました。もしかしたらこのまま一生子供ができないかもしれない、という恐怖心もありました。そこから2回連続でうまくいかず、年末年始を挟んでしまうので「次うまくいかなかったら体外受精にステップアップしましょう!」という説明を受けていました。もう諦めていたので過度に期待することなく普通に生活をしていました。
ダメ元で生理予定日を過ぎていたので検査薬を使ってみるとなんと...陽性でした!思い起こせば、たまたま診療にあたってくれた女医の方が「(私のスケジュールと人工授精の日にちが少し合わなかったため)念の為、人工授精の前日に性交渉しておいてください」と言われ、期待せずに一応予備的な感じでしていたのが今までとの違いでした。妊娠してからは甲状腺の数値が高く、何度か通院したこともありましたが無事に出産できました。
診察してくださった先生方はいつも親切で私の拙い質問にも丁寧に答えてくださいました。待ち時間は長くなりがちですが待合室は通常の病院とは異なり、外の景色を見ながら自習スペースのようで仕事にも支障は出ませんでした。2人目も考えているのでその時もぜひ通いたいと思います!
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