患者さまからのお手紙
2023年01月に出産された患者さまから
掲載日:2024年1月27日
妊活を始めて、いろんな検査をしましたが、原因が見つからないままでした。もう私は普通には出来ないんだと気持ちが折れかけてました。体外受精をするのは、勇気と覚悟が必要でした。採卵までの自己注射や仕事の両立、採卵手術、シールや薬、体外受精の手術...採卵準備から妊娠の結果発表まで数ヶ月間、痛いし、怖いし、大変だし、辛い。1回で出来ると信じてましたが、全然授かりませんでした。
もう私は女としての機能はなくなったんだと、私のところには来てくれないと思い、なんで私だけ、なんで女ばっかり...とたくさん泣きました。とても辛かったです。今回もダメなら1回休もうと思いながら、旅行で気分転換をしてから挑んだ3回目の体外受精でやっとの妊娠。ここまで妊活を始めてから、2年半が過ぎていました。タイミング法、人工授精6回、体外受精3回(採卵2回)。妊娠陽性後も出血が何回もあり、出産するまでヒヤヒヤでした。つわりもほとんどなく、予定日超過で入院して出産でした。
予定外の緊急帝王切開になり、出産直後は呼吸障害と言われましたが、今ではよく笑う元気な子になりました。あのとき、諦めずに体外受精を続けて良かったと思いました。不妊治療はなにも恥ずかしいことではないし、だれが悪いとかではありません。パートナーと一緒に協力して進んでいってください。たまには一緒に息抜きするのも必要かもしれません。
不妊治療している仲間が笑顔になることを願っています。
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