患者さまからのお手紙

2023年01月に出産された患者さまから

掲載日:2023年12月15日

37歳から治療スタートし、同時期にみつかった子宮頸部高度異形成の手術を終え、浅田レディースクリニック様で多彩な検査をして頂き、甲状腺の異常も経過観察しながら人工授精をスタートしました。2度のチャレンジでよい結果が得られず、迷いながらでしたが少しでも早いほうがよいと考えて体外受精にステップアップしました。
自己注射や採卵など苦しいこともありましたが、通院でクリニックへ伺うと必要な処置をたんたんとしていただき変に気落ちする時間がなく、プロとして必要なことを粛々としてくださるスタンスが私にはとても合っていたと思います。(ドライとは思ったことはありませんでした)
アンタゴニスト法で可能な限り多くの採卵を一度にしていただき、培養士さんの手によって胚盤胞となった我が子たちのうち、最も良いグレードを移植いただきました。移植のとき、モニター上にキラキラと光る胚を見て涙ぐんでしまったことをよく覚えています。看護師さんが手を握ってくださり、とても安心しました。
移植の結果を聞く日、陽性と言っていただき嬉しさとこの先の不安で混乱しましたが、ただただうれしく、そこから週数が増えることを毎日祈りながら安定期まで過ごしました。おかげさまで経過も良く、無事に第一子出産が叶いました。いま息子は5ヶ月になろうとしており、寝返りの練習を頑張っています。
出産のときも、産まれてからもとても頑張り屋さんだなと思うことが多く、このお手紙を書きながら、そういえば着床してくれるときもきっとみなさんの手を借りながら頑張ってくれていたんだろうなと感じています。はじめは治療に不安も大きく、治療してまで授かることが自分にとってよいのか悩んだこともありました。今となっては、治療していたのだということもすっかり忘れてただただ子どもがかわいいという気持ちでいっぱいの毎日です。
クリニックの皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。これからも沢山息子をかわいがって、しっかりと育てていきたいと思います。

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