患者さまからのお手紙

2022年12月に出産された患者さまから

掲載日:2023年12月22日

PGT-Aの正常胚移植で妊娠できました。それまでは6年以上不妊治療に通い、タイミング、シリンジ法、人工授精、対外授精、顕微授精を繰り返してきましたが、1度も陽性になったことはありませんでした。また、内膜炎検査や卵管造影検査でも異常は見つかりませんでした。
検査する中で判明したのは、ERA検査で着床の窓に数時間のズレと、内膜内が無菌状態(おそらく採卵後の抗生剤などの影響?)だったこと、精子の調子に波があり、悪い時は自然妊娠不可な数値であったことです。ただ、着床の窓を合わせ、内膜用の乳酸菌(膣坐薬)を使用して移植を繰り返しましたが、着床することはありませんでした。
結局着床できたのは、PGT-Aの正常胚移植のみです。ちなみにその時も、着床の窓を合わせ、内膜用の乳酸菌(膣坐薬)は使用していました。PGT-Aの正常胚移植のみで着床できたかは不明ですが、もっと早くPGT-Aの正常胚移を探して移植する方法を取っていれば、もっと早く妊娠できたのかな?と思います。正直費用は嵩みますが、時間は短縮できたと思います。また、たくさんの胚を育てて採卵する方式も、正常胚を見つけるためにはとても有効な方法であったと感じています。
採卵後は卵巣が腫れて腹水がたまり、ツラい時もありましたが、仕方がなかったのかな?と今は思っています。産まれた子は今6ヶ月。ありがたいことに健康で元気です。自分には子どもを産むことはできないのではないかと考える時も何度もありましたが、無事に産まれて来てくれて、クリニックの皆様には感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。

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