患者さまからのお手紙
2021年8月に出産された患者さまから
掲載日:2023年11月 3日
予後報告が大変遅くなり申し訳ありません。以下にメッセージをお送りします。
別の病院でタイミング法、人工授精、体外受精まで進みました。元々多嚢胞性卵巣症候群の所見があったのですが、転院前の病院ではリスク低減のため低刺激法での卵巣刺激でした。その結果5個採卵、うち3個を初期胚の状態で3回移植しましたが、いずれも着床することはありませんでした。一定数以上の正常胚を確保しなければ、胚盤胞まで育てることすらできないことを痛感しました。採卵の痛みのトラウマもあり、一度で多くの卵を採卵して欲しいと考えるようになりました。
浅田先生の講演会でのお話しを伺い転院を決めました。結果、高刺激法が私の体質にあっていたようで、60個以上も採卵でき、高割合で正常卵でした。トラウマだった採卵の痛みも全く感じませんでした。胚盤胞までも高割合で育ち、予想以上の凍結胚数にびっくりしましたが、自分にとって一番若い時の受精卵を沢山確保出来たことの安心感、残るは移植を頑張るのみだという前向きな気持ちになりました。
高刺激でも体に負担のかかりすぎないよう薬の調整もされていて、安心して治療に取り組めました。私の体質の場合、以前の病院での低刺激法を選んだままだったら、多くの胚盤胞を確保することは難しかったと思います。浅田lcでは1回目で着床しました。残念ながら染色体異常で流産になりましたが、数ヶ月開けて挑んだ2回目の移植でも、無事着床しました。
採卵や培養技術のみならず、移植技術も確かなものだと感じました。その2回目の移植で、我が子に会うことができました。今後2人目も望んでおり、凍結胚があることが今はとても心強いです。愛しい我が子に出会うことに携わってくださったクリニックの皆さまに、本当に心から感謝しています。
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