患者さまからのお手紙
2022年12月に出産された患者さまから
掲載日:2023年10月 6日
なかなか結果に結びつかない人へ。私は2回目の陰性判定の時「知り合いも3回目に出来たって言ってたから次こそ大丈夫だよ!」 というごく普通の励ましに「そんな事言われたら次もダメだったらどうしたらいいの?!」と逆上した事があります。そして本当にその後ずっと陰性が続きました。
治療実績の良いクリニックで最高の治療を受けながら妊娠につながらない私はきっとせっかく採れた卵子も老化してボロボロなんじゃないか...なんてネガティブな事ばかり考えましたし、保険治療適用前に治療しましたが助成金の上限回数を超えた時にはやめ時だ、と言われているような気持ちになり絶望しました。
回数を重ね、途中からは受精卵二つずつお腹に戻しても陰性が続きました。途中1度の流産があり、やっとの思いでかわいい元気な女の子を授かりました。妊娠中も、ずっと失敗が続いていた劣等感は私を苦しめました。喜んでても途中で流産するかもしれない、お腹に何とかしがみついてくれたけど遺伝子に異常があるかもしれない、なんてことばかり考えてました。
長い治療期間、とても苦しみましたが私は今とても幸せです。必ず授かりますよ!なんて軽々しく言えませんし、こればっかりは頑張れば叶うよ!とも言えませんが、グレードの良い受精卵は使い果たして陰性が当たり前になっていた私でも今元気な子を育てています。
様々な思いがあると思いますが私みたいな例もありますよ、というだけのお話です。
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