患者さまからのお手紙
2022年8月に出産された患者さまから
掲載日:2023年9月 1日
治療中、いつもこちらに掲載されている手紙を読んで勇気づけられていました。でも、その時は自分がここに手紙を書く日が来るとは思っていませんでした。
他院でタイミング指導を受けていたものの授からず、原因不明不妊のため体外受精をすすめられ、勝川クリニックへ転院。採卵し、初めての移植で妊娠することができましたが、心拍が確認できず稽留流産となりました。「自分は自然妊娠もできない。やっとの思いで妊娠しても、すぐに流産してしまう。不妊治療をしてまで子どもが欲しいと願った自分が間違っていたのだろうか」と、その時は随分と落ち込みました。でも、術後の診察で「流産したのはあなたのせいじゃない。赤ちゃんが途中で力尽きてしまったからだよ。悲しい結果になってしまったけれど、今回妊娠できたことは良かったよ。だって妊娠できるって分かったんだから!」と羽柴先生から励まして頂いたことは、この先もずっと忘れません。
その後、二度目の移植で再度妊娠することができました。順調な経過を辿っていましたが、重症妊娠高血圧腎症により32週で緊急帝王切開での出産。1,400gで産まれた子は1ヶ月半NICUに入院し、先に退院した私は毎日面会に通いました。毎日不安でいっぱいの日々でしたが、生後6ヶ月になった今は、小さく産まれたことを忘れるくらい大きくなり、元気に育っています。
妊娠から出産まで、一筋縄ではいかず苦労した数年間でしたが、わが子は可愛く、かけがえのない存在です。ALCの皆様、本当にありがとうございました。子どもが1歳になったら、2人目の子を迎えに行きますので、またよろしくお願いします。
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