患者さまからのお手紙

2022年08月に出産された患者さまから

掲載日:2023年8月12日

10年前に乳がんと診断され、妊孕性保存のため受精卵を凍結しました。2018年に第一子の男の子を出産、2021年に二回の流産を経て、2022年に第二子の男の子を出産することができました。
4歳はなれてしまいましたが、どうしても一人っ子だとかわいそう、という思いがあり、あと一人は絶対にほしいと思っていました。第一子の出産ですでに44歳、第二子の出産ではすでに47歳になっていました。47歳で卵子を取り出しても妊娠は難しかったと思います。乳がんになったとき、38歳で、その時に説明会に優先的に呼んでいただき、がんの方の主治医にホルモン療法を待ってもらっている間に素早く、浅田先生のところで生理2周期分の受精卵を凍結していただいたことが、よかったと思います。
決断を迷っているうちにホルモン療法に入り、後から考えると凍結すべきだったと言っていた人もいました。ホルモン療法は5年間で催奇形性があり、途中で受精卵保存はできません。
私の場合、年齢にしては比較的多くの良好胚ができたのですが、それも、こちらのクリニックで、ホルモン療法にはいるまでたった二か月しかなかったのに、適切な方法で間違いなく卵子をたくさん取り出していただけたからだと思います。
若い時の卵子って、やはり強いと思います。だから、私のようにがんでなくても、子供がほしいなら一刻も早く若い卵子や受精卵を保存しておくべきだと思います。こちらのクリニックなら、間違いなく適切に、その人の最善の卵をとりだし、保存していただけると思います。
実のところ、まだ卵は残っているので、生まれた子はとってもかわいいし、第三子もほしいな、なんてちょっと迷っていたりします。まわりに反対されたらやめますが...... お世話になり、ありがとうございました。

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