患者さまからのお手紙
2022年08月に出産された患者さまから
掲載日:2023年7月 7日
治療中はとてもとても辛く、心身共に痛みや辛さに耐えても授かれるのか分からない中での闘いでした。色んな事情があるだろうに、周りの妊娠してる人達が簡単に授かってるようにみえて嫉妬したり暗い感情に押しつぶされそうでした。同じ移植日だった人が転院の案内をされてるのをみて、あぁ、あの人は妊娠継続したのか...と。こんなにも自分が心が狭く、やっとやっと妊娠できても常に不安が尽きず、少しの出血で大泣きしたりしました。
高齢出産でもあるため、万が一が恐ろしく、親にも安定期まで妊娠したことも言わず、友達にも連絡もせず妊娠期間を過ごしました。やっと生まれて来てくれても、股関節が動きが悪かったりぐずりがひどかったりして未だに不安はあります。
実際に今回出産予後調査を受け、またまだ顕微授精で生まれた子の長期の予後調査ができてないんだなという不安もあります。それでももしすぐに自然妊娠できていたら、最初の移植で妊娠していたら、この子には会えなかったんだと思うと、きっと人生やり直せてもっと若いうちに簡単に妊娠もできますよと言われても、結婚も遅く、授かるまでに5年かかりましたがこの子に会うために辛い治療期間を選ぶなと思えるほど愛おしい存在に会えました。
途中途中、治療に疑問を持ったりもしましたがそれでも信じて通って良かったです。今子どもを授かりたいと願っている方全てが授かれますよう祈っております。
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