患者さまからのお手紙
2022年05月に出産された患者さまから
掲載日:2023年4月 7日
不妊治療は結果に一喜一憂しやすいものですが、ストレスをなるべく溜めないこと、過度に期待しすぎず、気持ちをフラットに保つことが大事だなと思いました。夫婦2人で受ける治療ですが、受診頻度や侵襲ある処置を受けるのは自分となり夫にイライラすることも少なからずあったと思います。加えて、今の時代色んな情報に溢れておりこれが良いといえば実践してみたり、SNSに書かれた妊娠した時はこうだったという体験談があれば、そこに一喜一憂したりする。でもそうやって、周りと比較したり色々な情報に振り回されすぎると、かえってこんなに頑張っているのにとストレスが貯まりやすいなと感じました。
未来の子のため、十分頑張っているのに。また、どうしても不妊治療はまだ周りに隠しておこなうもの印象が強いのかなとも感じました。でも決して恥ずかしいことでもないし、時には協力をお願いすることもあるかもしれない。むしろ誰が不妊になるかなんて分からないからこそ、自分より若い方達に知って欲しいと私は思いました。なので、職場で隠すこともなく、フランクに情報として治療を受けていることを話したことで、シフトの変更がきいたりととても助かりました。もっと精神的にも、社会的にも治療がしやすい環境になるといいなと思いました。

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