患者さまからのお手紙
2022年04月に出産された患者さまから
掲載日:2023年4月 7日
私は「不妊」という言葉にすごく敏感で、普通に妊娠「できない」「しにくい」んだ。と、劣等感のようなものを抱いてました。でも、今の技術があれば、その低い可能性やチャンスを掴むことができるんだ、と前向きに捉えるようにして、夫と二人で頑張ってきました。
今は二人の子供に恵まれ、とっても幸せです(38歳、40歳で出産)。治療中は悩んだり、人と比べたり、年齢のこともあり早く妊娠したいと焦ってばかりでしたが、凍結していた二人目の子も、お腹に戻したときに、あぁ待っててくれてたんだなと自然に涙が溢れてきました。時間がかかることなので、いろんな気持ちの波もあると思います。でも、不妊治療していてもしてなくても、自分達には自分達夫婦のタイミングで授かるものなのかもしれない。と思いました。
人と比べるものではない、というのは治療していない人にも言えることだと思います。私はただ、子供がほしいと思って行動して、その行き着いた方法が不妊治療でした。実際に妊娠すると、出産までとっても不安。でも、そんなものは自然妊娠の人もみんな同じです。〇〇だから大丈夫、なんて確かなものはない。不妊治療でもなんでも、子供を愛する気持ちはみんな同じです。堂々と、子供がほしいと思った気持ちを大事にしてもらいたいと思います。そして、その気持ちに寄り添ってくれる人への感謝も忘れずに。些細なことでもなんでも話して二人三脚で歩んでいければ、どんな結果でも二人で笑える未来が待ってると思います。

患者さまからのお便り一覧