患者さまからのお手紙
2022年04月に出産された患者さまから
掲載日:2023年3月10日
AMHがとても低く、何年も治療を続けてきて正直もう無理だと思いやめ時を模索し始めていたところでした。こんなにも長く治療を続けてずっと出産まで至らなかったのに、何故今回双子を授かることができたのか、考えても考えても不思議です。
治療中は仕事との兼ね合いが難しかったですし、有休もほぼ治療に使いました。正直とても大変でした。少しでも前向きに病院に通えるように帰りにデパ地下に行くことを楽しみにしていました。辛いことがあっても帰りに何を買って帰ろうかと考えて少しでも気持ちを楽にできるようにしました。何回採卵と移殖をしたか正直覚えていないですが、毎回が合格発表のような気持ちの連続でした。人生でこれほどまでに納得いくまでがんばったことはありません。きっとあの時治療をやめていたとしても後悔は無いくらい納得できるまでやり切った感じです。
子育て中の今も無事出産に至ったことが信じられません。治療中の方は、迷いや決断や喜び悲しみ色々な気持ちになる時があると思いますが、皆さんが最終的に納得できる治療ができるといいなと思います。最後に、寄り添ってくださった看護師の皆さん、結果を出してくださった先生方や培養士の方々、受付の方々、お世話になりました。ありがとうございました。

患者さまからのお便り一覧