患者さまからのお手紙

2022年02月に出産された患者さまから

掲載日:2022年9月30日

結婚をしたのが38歳と遅めで、子供が欲しいと思い39歳から本格的な妊活を始めました。ネット等で35歳をすぎると自然妊娠が難しくなると知ってはいたものの、家の近所の産科がある不妊治療外来でタイミングを3回、人工授精を2回しましたが妊娠せず。妊娠がもっと簡単に出来ると、この歳ですが頭のすみで思っていたため、40歳まであと1年となり焦り、遅まきながらAMH値を測ったら0.85しかなく(ALCで再度測ったら0.92でした)ステップアップを考えるようになりました。
元々、わたしも主人は子供は自然にできたらいいね派だったため、体外受精まではなぁと思っていたのですが、出来る限りの治療をやった方が将来、後悔しないのでは?と思い、主人を説得しました。体外受精まではと渋った主人を説得出来たのは、AMH値の検査結果とALCの初診までに見た体外受精についての説明会のおかげでした。コロナ渦になったはじめの夏に、生理3日目に初診に行き、すぐに採卵周期に入れました。この早さは39歳になっていた私にとっては本当にありがたかったです。
低AMHのため、採卵の刺激法は簡易刺激のみだったのですが、39歳で成熟卵でとれて受精した4個の卵はALCの培養技術の高さだと思うのですが、全て凍結出来て移植した2個の卵以外、胚盤胞までなりました。結果として、1回目移植(3日目胚)で陰性、2回目移植(胚盤胞)で陽性判定をいただきました。しかし、2回目移植の胚盤胞の卵は育たず稽留流産し、とても落ちこみました。7日目胚盤胞1つしか残っておらず、40歳の誕生日を迎え、ALC受診時に先生に、40歳で採卵した卵で妊娠出来るものなのか質問しました。40歳になりたてだったため、半年前に採卵したときとそこまで差はないと思いますと聞き、2回目の採卵をしました。取れた成熟卵は3つで受精はしてくれ、移植をすすめてもらったのですが、AMH値が低い私には、移植して陰性が出てしまった後にまた採卵となったとき41歳近くで卵が取れるのか心配になり、採卵は1日でも早いうちにと思い、連続採卵をお願いしました。
自分達の将来も考え、これが最後の採卵にしようと決めました。でも最後の採卵として臨んだはずが、生理3日目で卵胞が一切見えず、真っ暗な気持ちになりました。先生に大丈夫と励まされ、薬や注射で色々手を打っていただき、成熟卵が育ち、結果、6個の卵が受精してくれました。40歳で低AMHでもこんなに取れるんだと感動しました。そして3回目の3日目胚移植で陰性、4回目移植で3回目移植の際、いっしょに解凍していた卵が胚盤胞に育ち、陽性判定いただけました。
そして、クリニック卒業後、無事に41歳で赤ちゃんを授かることが出来ました。ALCがすごいなと思ったのは、正常受精してくれた成熟卵が全て育ち、3日目胚や、培養していた残りは全部胚盤胞になったことです。年齢が40歳だったのにも関わらず、培養技術の凄さを感じました。先生や看護師さん、受付の方など、皆様がとても優しく、聞いた質問にはきちんと答えてくれて、病院に行くことに一切苦痛を感じませんでした。
ALCに通ったのは気づけば1年程でした。こんなに早く赤ちゃんを授かれて、本当に嬉しかったです。ALCの治療や方針を信じて、妊活出来てよかったです。高齢でも諦めず、クリニックの門を叩き、早めの不妊治療が良かったのかなと思います。本当にありがとうございました。

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