患者さまからのお手紙
2021年9月に出産された患者さまから
掲載日:2022年6月24日
不妊治療を始めてから約4年間、主人に染色体異常があるため妊娠してもすぐに流産してしまうことの繰り返しでした。それでも前の病院では数をこなしていくしか手がないと言われ、フルで仕事をしていたので周りに無理を言っては休みを取り治療に通う日々。私もすでに30代後半、タイムリミットが迫っているため不安と焦りばかりが募っていきました。
そんな中、浅田LCでPGTAが始まると聞きすぐ転院を決意。スクリーニングにかけられた胚を移植できることは私たち夫婦にとってはかなり大きな進歩でした。はじめはA胚を移植しても2回続けて着色しなかったときは落ち込みましたが、それでも次こそはと希望を捨てず3回目の移植で成功。妊娠して浅田LCを卒業してからも、また流産したら...という不安は常につきまとっていましたし、コロナ禍ということもあり正直マタニティライフは全く楽しめませんでしたが40歳を目前にしてやっと我が子を授かることができました。
もともと私自身は自然な形で妊娠することを希望していたので不妊治療をすることに対してかなりの迷いがあったのですが、今はチャレンジして本当に良かったと心から思っています。不妊治療は金銭的な負担はもちろんですが、どうしても女性側だけ時間が拘束されますし身体的負担がかなり大きいです。一概に絶対お勧めですとは言えませんが、子ども欲しいと願って頑張っているみなさんの想いが報われますように心から願っています。

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