患者さまからのお手紙
2021年9月に出産された患者さまから
現在42歳、婦人科手術歴2回(子宮内膜症、子宮ポリープ)とバセドウ病の治療を経て妊娠できたのは、浅田レディースクリニック品川にお世話になったからだと思います。浅田レディースクリニックの皆様ありがとうございました。
2020年5月(当時41歳)に初診、10月妊娠(2度目の移植)も流産、2021年1月妊娠(3度目の移植)をして9月に無事男児を出産しました。未だに夢の様だと感じることもありますが、信じて進んできて本当に良かったです。現実としては、治療を始める前に私自身の身体のこと、年齢的なこと、予算的なこと等から顕微授精は3回までと夫婦で話し合っていました。「3回トライして授からなければ、2人だけの人生を楽しもう......」と主人が言ってくれたので私も気が楽になりました。
こちらのクリニックを知ったのは、友人夫婦からの紹介でした。(友人夫婦は初回の移植で妊娠→出産)クリニックの話を少し聞いた後、後日"名医が教える不妊治療"という浅田先生が書かれた本を友人夫婦より送っていただきました。その本には、それまで自分が思い込んでいた女性の身体のことや妊娠についてのこと、心配になっていたこと等、正しい情報や知識ではなかったのかな......と思う事や自分にとって新しい情報が沢山書いてありました。そして、何よりここのクリニックにしようと思った一番の決め手は採卵時の麻酔使用、痛みの少ない治療方針でした。他院は麻酔を使わないところも多いと聞いており、怖がりな私にとってそこは絶対に譲れない部分だったので、ここに決めよう!と決断しました。
初診の前に動画で治療の流れや妊娠のメカニズム等々を勉強し、実際の治療の中でより明確になっていきました。質問があれば先生方やコーディネーターの方、看護師さん達が丁寧にお答えくださり、不安なく治療にのぞめました。品川クリニックは施設も新しく清潔感があり、案内や治療の流れもスムーズで、ストレスなく清々しい気持ちで治療が進められたことは私にとって大きかったと思います。
自分の中で一番難関だったことは採卵期の自己注射でした。元々怖がりで普通の注射でも針を凝視することができないのに、自分で針を刺すなんて考えただけでも恐ろしく......。仕事の日はいつもより2時間早めに起床し心の準備をし注射をして出勤しました。最初はゆっくりゆっくり刺してじわじわと入っていく針を眺めながら手が震え、泣きながら刺していました。初めて自宅で自己注射した日は辛さでたまらず、寝込みました...。しかし、これを乗り越えなければ赤ちゃんを授かる事もできないと思い自分を奮い立たせました。
回数を重ねるうち、注射にもコツがあり刺す場所と角度、速度さえ要領を得れば痛くないことが分かると随分楽になりました。いよいよ移植期に入り2度目の移植で妊娠した時は、夢の様でしたが7週目で心拍が止まり夫婦で号泣。翌週、心拍を再チェックしましたが確認できず手術となってしまい、手術台で大号泣し、術後のベッドでまた号泣したのを今でも覚えています。そして3度目の移植で妊娠した時には、喜びと同時に不安の方が大きく毎週心拍が確認できるか、生まれる迄ずっと心配でした。毎日お腹の赤ちゃんに向かって"今日も元気で居てくれてありがとう、会える日を楽しみにしてるよ"と出産する日まで話かけていました。
元気な産声を聞いた瞬間は涙が溢れました。おかげで、今でも母子共に元気に過ごせています。子供を授かるということ、その子供が無事生まれてくることは奇跡的なことだと思うと同時に医学、科学の力の素晴らしさを感じました。今でもこのわが子があの時の動画の受精卵なんだと思うと本当に不思議です。私達のもとへ来てくれた命を大切に育てて行きたいと思います。
浅田レディースクリニックで治療をされている患者様の一人でも多くの方が赤ちゃんを授かる事ができますように心よりお祈りしております。

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