患者さまからのお手紙

2021年3月に出産された患者さまから

掲載日:2022年2月25日

1人目は自然妊娠であったため、まさか自分が2人目治療で通院するとは考えていませんでした。そのため、治療を開始したのは38歳の時でした。最初は地元の病院で治療していましたが、AMHが低値であったことからより専門的な治療を受けら浅田レディースクリニックに転院することにしました。
治療は顕微受精から開始しましたが、採卵でとれる卵子は1つがやっとであり、排卵していて取れないこともあり、移植できる成熟卵を確保するのに4年かかりました。移植周期に入ってからも妊娠判定を受けるものの流産し、4回目の移植で浅田レディースクリニックを卒業することができました。
治療中は、どんどん浅田レディースクリニックを卒業していく人がいる中で、採卵から先に進めず、ただ時間が過ぎて行き、先が見えない治療をいつまで続けるのか悩み、治療を辞めることも考えたりしました。「なんで私だけこんな思いをしなくてはいけないのか」と何度も思いました。しかし、その度に診察室で先生に話を聞いてもらい、治療を続けてきました。また、「患者様からのお手紙」を見て、同じように悩みながら治療を続け、わが子を授かっている人がいることも私の心の励みでした。それでも身体的にも精神的にも治療が辛いときは、受診日は辛い時間を乗り越えられた自分へのご褒美においしいものを食べ、欲しいものを購入して過ごしました。2人目を授かるまでに長時間を要しましたが、毎日わが子と一緒に遊んで過ごす時間が幸せで、今は不妊治療を続けていてよかったと思えます。
不妊治療をこれから始める方、現在治療されている方、迷っている方にもいつかわが子を抱ける日が来ることを願っています。

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