患者さまからのお手紙

2021年3月に出産された患者さまから

掲載日:2022年1月 7日

まずは、先生方、スタッフの皆様方、この場をお借りしてありがとうございました。本来なら足を運びお礼を言いたいくらいですが、書面にて失礼させてもらいます。特に、羽柴先生の優しいお言葉、スタッフの本多さんのあたたかいご対応はとても感謝しております。
私は40歳から治療を開始して、自然妊娠を1回含んで、合計4回流産しました。心はもうポキポキに折れてましたが、それでも諦めず淡々と治療を続けました。AMHもダダ下がり、卵巣刺激もアンタゴニストができなくなり、クロミッド簡易刺激でコツコツと採卵を繰り返してました。年齢的に、限界に近いと思っていた43歳で陽性反応があり、4回目の流産の直後の移植で無事に出産まで至りました。本当に産むまで不安でした。過去の流産が頭をよぎるのです。予定日を4日過ぎ、促進剤で陣痛を待つという選択肢もありましたが、やはり高齢ということもあり、帝王切開で確実に産むことをお願いしました。
産まれた瞬間、産声をあげてくれ、ようやくホッとしました。もちろんこれで終わりではなく、子育ての始まり。大変なこともありますが、あの長い不妊治療のことを思ったらどれも幸せなことです。ようやく4ヶ月になり、つい先日寝返りもできるようになり、また心配事が出てきますが、この命を守っていこうと強く思ってます。
それぞれ事情があって、治療を続けられない方もおられるとは思いますが、許す限りがんばって続けてください。負けたら(陰性だったら)終わりじゃなく、やめたら終わりです。子供を望む全ての人の元へ赤ちゃんがやってきますように!

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