患者さまからのお手紙

2021年1月に出産された患者さまから

掲載日:2021年10月22日

私は浅田レディースクリニックに転院する前に他のクリニックでAIH3回、採卵4回、移植は計5回しました。しかし一度も着床したことはありませんでした。採卵ではアンタゴニスト法、ショート法を試すも、なかなか個数が取れず取れても受精せずに移植ができないこともありました。判定日の数値を見るたび落ち込みましたが、次こそうまく行くかもしれないと信じて治療を続けていました。最後に残っていた受精卵を移植して駄目なら転院してみよう、そう夫と決め陰性を知らされてすぐに初診の連絡をしたのを覚えています。
2月に初診を受けました。前院の記録を持参し、不安な面持ちで診察室に入ると、担当してくださった先生が、私が手書きで持参した今までの治療内容を見てここまで丁寧に記録してくれていたから治療方法が明確になった、と言って下さいました。6月までに妊娠させるから、今必要な血液検査だけしようと言って頂きその言葉通り、1回目の採卵、移植で我が子を授かることができ、無事に出産することが出来ました。もっと早く転院すれば良かったというのが正直な気持ちです。でも今までの過程があったからこそ、スムーズに治療に進めたのかもしれません。
最初はまさか私たち夫婦が不妊治療をするなんて思いもしませんでした。治療をすることを後ろめたく思っていましたが、少し医療の力を借りただけ。少し借りたことでかけがえのない存在を授かることが出来ました。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。コロナが流行り始めていた頃だったのですが、先生方、看護師の皆様、スタッフの皆様、診療を続けて下さって有り難うございました。
これから治療を始められる方、迷っている方、現在治療をされている方、子供を望むすべての皆様に素敵な未来が訪れることを願っております。

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