患者さまからのお手紙
2020年6月に出産された患者さまから
掲載日:2021年8月27日
たまたま妊活を始めた頃に参加した、妊娠に関するセミナーの講師が浅田義正先生で、とてもいいお話が聞けたこと、たまたまクリニックの近くに住んでいたことがきっかけで、通院先を浅田レディースクリニックに決めました。
治療開始前の検査結果を見て、楽観的に人工授精までで妊娠できるだろうと思っていましたが、そう甘くありませんでした。経済的にも体の負担を考えても、体外受精にステップアップすることに抵抗もあり、生理がきて落ち込んでは治療をお休みしつつ、人工授精を複数回試みましたが妊娠には至りませんでした。
治療を始めて1年半が経過し、夫婦で話し合ってやっとステップアップする決心がつき、1回の採卵、1回の胚移植で妊娠出産することができました。今振り返ると、1・2回の人工授精で妊娠しなかった時点でステップアップを決意できていれば、お金も時間も無駄にならなかったと少し後悔しています。でも、心がついてこないと治療が辛いと思うので難しいですね。
当初は体外受精に抵抗があった私ですが、現在、受精卵を凍結保存してもらっていて、もともと子供は3・4人欲しいと思っていたので、今後の家族計画に関して安心感を得られています。治療中はこういうところまでは考えが及ばなかったので、いろんな視点から治療について夫婦で考えることが大切だと思いました。
治療中、希望も絶望もいろいろありますが、一人で抱え込まず、まずは夫婦で支え合って、病院やその他コミュニティ等にも頼って、前向きに治療できることを願っております。

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