患者さまからのお手紙
2020年10月に出産された患者さまから
掲載日:2021年7月 9日
私達夫婦は、夫が非閉塞性無精子症と診断され子供を授かることは非常に難しいと医師に言われました。私達が授かるには夫が睾丸を切って精子を探す手術をし、顕微授精をするしか方法がありませんでした。夫が精子が見つかる可能性も30%と言われ、運良く見つかっても顕微授精は莫大なお金がかかること、採卵の時に痛いイメージしかないこと、挑戦してみても授かれない可能性もあることから不妊治療をするのが怖くてこのまま夫婦二人の人生を歩むことを一旦決めました。
しかし、周りがどんどん子供ができる友達が増え、授かる可能性が0ではないのに不妊治療から逃げてて良いのかと日に日に想いが強くなり、不妊治療を受けることを決意しました。夫の手術を受ける時に男性不妊に詳しい先生が浅田レディースクリニックにいたので、浅田レディースクリニックで治療をしました。そして運良く精子が採取でき、顕微授精をして移植4回目で子供を授かることができました。精子には限りがあったのですが、浅田レディースクリニックの採卵周期の刺激法でたくさんの卵子を採取することができ受精卵もたくさんできて移植のチャンスが多かったのも良かったです。
痛みが怖かった採卵も、麻酔のおかげで寝ている間に終わっていました。子供は授かれないと絶望していた中で、不妊治療をして本当に良かったと今では思います。自分の子供は本当に可愛いです。不妊治療は身体的、精神的、経済的にも苦しいですが、子供が欲しいという想いがあるなら、チャンスがある限り後悔しないように不妊治療を受けてほしいと思います。

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