患者さまからのお手紙
2020年03月に出産された患者さまから
掲載日:2021年4月23日
クリニック受診前の説明会での浅田院長の話はすっと腑におちることが多くありました。クリニックによって治療内容が違うこと、いくら努力しても結果がついてこないこともあること、ネットなどの情報に振り回されないこと、などです。それまではいろいろなことを検索しては落ち込み、またサプリやお茶などの購入も検討していましたが、それもやめました。
私は治療開始するときに二つの事を決めていました。一つ目は、一喜一憂しないこと、です。淡々と治療することを心がけていました。二つ目は、治療の努力が報われなくてもその後の夫との人生を楽しむ、ということです。私は二年半通院しましたが、一喜一憂しない、と心がけていても、なかなか難しいときもありました。が、自分なりに気分転換をし、気持ちをフラットにするようにしていました。
今から振り返ると、よく頑張った二年半だったと思います。高額な治療費用、頻回な通院、採血、自己注射、時には4時間近くの待ち時間、採卵。疲れた時や結果に落ち込んだ時、待合の人達を見て、『皆同じような思いをしてがんばっているんだ』と勇気づけられることもありました。高齢なこともあり、実際結果がついてくるという希望は薄かったのですが、今は息子がいる生活を送っています。
治療するまでには夫の理解が得られず、モヤモヤした時期もありました。いろいろな負の感情を感じた月日でしたが、それはそれでよかったんだと思います。治療はある程度期間が限定されます。スタッフを信頼し、自分で納得する治療をするのが一番だと思います。

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