患者さまからのお手紙

2020年04月に出産された患者さまから

掲載日:2021年2月19日

クリニックに通院する前、3度の初期流産にボロボロになっていました。すがるような思いで、大学病院で診てもらっても原因は分からず、卵管造影検査の痛みや、病院の立ち会いの学生の不用意な言動に本当に傷つきました。もう自分たちの子どもは諦めるしかないのかと、養子縁組みまで考えましたが、講談社から刊行されていた浅田先生の著書と出会って、不妊治療を始めました。
30代半ばという年齢もあり、タイミング法1回から人工受精1回、体外受精へと早めにステップアップを行いました。体外受精の1度目は妊娠しましたが初期流産、2度目は妊娠反応なし、3度目で今の子どもを授かりました。妊娠後期に妊娠高血圧症になり、出産予定日よりも2週間程早く、帝王切開での出産となりましたが、母子共に健康に過ごしています。
治療を始められる方、迷っている方には、ぜひ著書を読まれる事をお勧めします。私は子どもを授かる事ができましたが、その可能性は決して高いものではありませんでした。通院や投薬、自己注射や手術などで、お金も時間も気力も体力も、いろんな代償を払う事になります。パートナーの理解や協力は必須です。
不妊治療への理解を共有するのに、著書がとても役に立ちました。夫婦共に、治療方針に納得してから始められた事に、感謝しています。そうでなければ、とても続かなかったと思います。

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