患者さまからのお手紙
2019年06月に出産された患者さまから
掲載日:2020年7月17日
結婚後1年の間に妊娠しなかったため、まずは総合病院の婦人科を受診し人工授精から始めました。約1年間通いましたが結果が出ず、ステップアップを考えたほうがいいとアドバイスをもらい、不妊治療専門クリニックを探すことにしました。
通い始めて約1年半で妊娠することができました。不妊治療は「治療」とはいうものの、不妊の原因ははっきりせず、とにかく採卵と移植を着床するまで繰り返すことだと思います。周りの人は自然に妊娠しているのにどうして私はできないのか、何がいけないのか、などなど、治療中は色々考えて落ち込みがちですが、『どうして・・』を考えても答えはなく、『やるしかない』と覚悟を決めて通院していました。稽留流産も経験し、「いつやめるのか」も考えなくちゃいけないと思っていた頃に妊娠することができました。
無事に出産し、現在子育て奮闘中です。自然妊娠はできなかったけど、受精卵になって凍結されて、溶かされてお腹に戻された状態から無事に育ってくれた我が子は生まれる前から過酷な環境下を生き抜いてきたわけだし、かなり強い子だと思います。
不妊治療と聞くと少し暗いイメージや人に話しにくいイメージがありますが、生まれる子は間違いなく強い子だと思うのでこれから治療を始める方には後ろめたさや劣等感を持つことなく治療に向かって欲しいなと思います。
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