患者さまからのお手紙

2019年05月に出産された患者さまから

掲載日:2020年7月 3日

私は我が子を抱くまでに3回の流産を経験しました。3回目の流産の時、浅田レディースクリニックで手術を実施しました。泣かないようにと思っていたのですが、エコーの映像を見ていると、亡くなってしまった事を突き付けられているようで、「今度こそ」という希望が崩れていく現実に涙が止まらなくなってしまい、先生やスタッフの方に随分と迷惑をかけてしまいました。
続く流産に、再度妊娠できた時は嬉しさとそれ以上の不安がありました。大きな不安がある中、治療をやめなかったのは、後悔したくなかったからです。この先もし子供ができなくても、全力でやれる事をやっていたら、きっと私は子供がいない現実を受け入れ、前に進むことができると思いました。その為には、信頼のおける先生、病院で治療をしたいと思い、長野県から毎週通った次第です。
自分はやれる事を全部やったんだと胸を張っていたかった。友達の子供や赤ちゃんを見たときに妬ましく思ってしまう自分にはなりたくありませんでした。仕事を続けながらの治療は、辛い事や大変な事も多かったですが、それ以上に思った事は、不妊治療ができる、受ける事ができる幸せでした。浅田先生が切り開いてきた道がなかったら、その道を守っているスタッフの方がいなかったら、私は今我が子を抱いていません。本当に感謝しています。
生命の誕生という奇跡を相手に、日々仕事をされている先生、スタッフの方に心から尊敬の念を抱くとともに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また1人でも多くの方が、後悔のない道を進めますように。そしてできる事なら愛しい我が子をその腕で抱けますように、願っております。

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