患者さまからのお手紙

2019年06月に出産された患者さまから

掲載日:2020年6月19日

私は結婚して2年目に入った頃から、妊活を始めました。なかなか授からないことに不安を感じ、産婦人科に受診しました。調べていただいた結果、私は卵管が閉じていることが分かりました。正直あの時は、「終わった。。。」と思うことしかできなかったし、子供が欲しいと懇願している主人に申し訳無い気持ちしかありませんでした。このことを理由に、離婚を申し出たこともありました。主人とはよく話し合い、不妊治療を決め、縁があり浅田レディースクリニックと出会うことができました。
私は、もともと考えだすとトコトン調べたり、勉強したりしてしまうタチでした。でも、治療中は、なるべく心の負担を掛けないように、治療について調べすぎず、先生のお言葉だけを信じて取り組んできました。それでもなかなか結果は。。。生理が来る度に、落胆したことを覚えています。待合室で他の患者さんと一緒になる度に、あの方は、もう授かったのだろうか?これからだろうか?などと、考えなくてもいいことを盛りに考えてしまうこともしばしばでした。。。
皆さんも感じられてることかもしれませんが、不妊治療は、楽ではありません。一喜一憂したり、イライラしたり、自分を責めたり。本当に辛い時間を過ごすこともあります。どうか、自分を大切に、ストレスと感じることは、ヨガをしたり、美味しいものを食べたり、買い物したり。。。ご自分に合った方法で、解消したいってくださいね。
ちなみに私は、お金はなるべく治療にあてたかったので、2~3千円を持って、100均で爆買い?したりしていました。笑笑私は、上の子の時も下の子の時も、着床するものの育たなかったという経験をしました。この度に、泣いて泣いて、苦しくて、どうやって過ごしていたのか、今でも思い出せない時期がありました。それでも治療を続けられたのは、主人をはじめとして家族の支えあってこそでした。治療を施されるのは自分自身ですが、治療を受けるのは、ご主人をはじめとしたご家族全員だというお気持ちで望んでくださいね。どうか、ご自分大切にしてくださいね。
子育てが始まってからよく思い出すのは、初診説明会で、浅田先生がおっしゃられた言葉です。"不妊治療のゴールは妊娠・出産ではありません。子どもたちが成長して巣立つ時がそれです。"本当に間違いないと思います。でも、そうやってはっきりおっしゃっていただいたおかげで、大変な子育てに向き合えているように思います。私は子どもたちと過ごせる今が本当にかけがえのない宝物です。
これから治療に向かう方へ治療は簡単でもないし、楽しいことばかりではありません。むしろ、辛い、悲しいと感じることの方が多いようにも感じます。それでも、治療に向き合い過ごしていくことで、自分の向かう方向を発見できると思います。ですので、自分を大切に治療に向き合い過ぎず、ストレスを溜め込み過ぎず、向かってくださいね。皆さんの幸せを見つけられますように。

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