患者さまからのお手紙

2018年9月に出産された患者さまから

掲載日:2020年3月 6日

友人や同級生がどんどん妊娠出産する中、自分だけなぜできないのだろうととても悩みました。浅田で妊娠した友達に勧められて、受信することを決意しました。でもその時はとても軽い気持ちでした。友人がやるなら早い方がいい。もし自然妊娠するならキャンセルしたってなんの問題もないというのが決め手でした。
説明会では30歳超えて自然妊娠が当たり前と思うことが不自然なことだというお話にも納得させられました。通院を始めると仕事を調整する大変さ、妊娠する保証のない治療、いつまでかかるかわからない治療費...自分は不幸のどん底にいると思いました。でも浅田さんに通うことで、ここでできなかったら夫婦2人の人生を選択してもいいやーやれるだけのことはやってみよう!と思うことができました。
そうは言っても、体外受精は未知の領域で、通院の多さ、金額の高さ、何より採卵前後の痛みやだるさ、自分の体に何が起こっているのかという不安は本当に辛かったです。世の中で自分が一番不幸なんじゃないかと錯覚するほどでした。通院は予\約しても待ち時間は長く、長い時は5時間近くかかったこともあります。なんでこんなに待つんだろうとイライラしたこともありましたが、先生をはじめとしたスタッフ皆さんも遅くまで診察してくださることに感謝するとともに、これほど多くの人が同じように悩んでいるんだろうなと思うと勇気付けられました。
診察は効率を考えつつも、必ず最後に「聞きたいことはないですか」と聞いてくださり、納得のいく説明を受けられました。辛い辛いと思っていましたが、人工授精五回を経たのち、採卵一回、体外受精一回で授かることができました。私の不妊原因にあった治療をして頂けたお陰だと思います。妊娠してとても幸せでしたが、妊娠と出産はゴールではなくスタートだとすぐに思い知らされました。不妊治療とはまた別の体調不良や不安が常にありました。それでも不妊治療を夫婦2人で乗り越えたことは、一つの自信になっていたと思います。
誰にでも相談できる内容ではないだけに辛い思いもありましたが、一歩踏み込んで見て本当に良かったと思います。勧めてくれた友人、クリニックのすべてのスタッフさんにはとても感謝しています。ありがとうございました。

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