患者さまからのお手紙

2018年5月に出産された患者さまから

掲載日:2020年2月21日

私は結婚前から多嚢胞性卵巣症候群であることが分かっていたので、不妊治療が必須でした。他院で腹腔鏡手術を受けたり、タイミング、人工授精と治療してきましたが化学流産があったぐらいで子供を授かることはできませんでした。そこで、家から近くてとても有名な浅田レディースクリニックの門をたたきました。まだ20代だったのと、多嚢胞性卵巣症候群以外に原因が見つからなかったので体外授精は視野に入れていませんでした。しかしこちらでもなかなか授かることはなかったため、いよいよ体外受精を検討してはどうかと提案がありとても悩みました。
年齢的にも、精神的にも、そして経済的にもとても悩みました。恥ずかしながら金銭的に全く余裕がなかったので、多嚢胞性卵巣症候群でたくさん卵子が取れてしまう私は浅田さんの料金はさすがに払えないと思い、他院での体外受精を行いました。しかし結果は出ず。取れた受精卵はとても少なく、とても移植できるグレードではありませんでした。そして化学流産。そこから気持ちを取り戻すのに1年かかりました。そしてまた色々な病院の説明会に参加し、夫婦でたくさん考えて、今度はきちんと納得した上でやはり最後は浅田さんでやってみようということになり、また戻ってまいりました。
そこからは怒涛の日々でしたが、無事に2回目の移植で陽性判定を頂き、この度無事に元気な息子を出産することができました。再初診から、4ヶ月での卒業となりました。前病院では散々だった受精卵は、浅田さんではとても沢山、そしてかなり良いグレードのものがたくさんできました。ここまで病院によって違うのかと本当に驚きました。採卵もあっという間ですし採卵後のOHSSもなく、移植もあっという間でした。こんな事なら初めから浅田さんで体外受精をすれば、もう一年早く子供を授かることができたのかもしれないなと思ったこともありましたが、やはり他と比べて納得して、信頼してお任せできたので遠回りでしたが私達にはこれが最善だったのかなと思います。
正直、金銭的にはとても大変でした。結果が出るまではこれでダメだったらどうしようかと本当に苦しかったです。けれど息子が産まれて、こんなにも幸せな毎日を過ごさせてもらえるなんて...払う価値は十分すぎるくらいありました。幸せな日々への投資だったと思ったら、また頑張る活力になります。結婚して四年半、治療期間は3年弱でしたが、同じ時期に結婚した友人、親戚などが次々に妊娠出産したり、心無い言葉をかけられたり結果が出ないのに目減りしていく貯金など...本当に出口の見えないトンネルで毎日毎日苦しかったです。不妊治療は頑張れば結果が出るものではないし、たった1ヶ月の中でも気持ちの上がり下がりが本当にすごくて自分を保つのも精一杯でした。大袈裟かもしれませんが。ただこの辛かった毎日も、息子に会うためにあったのだと思うと今は大切な思い出に変わりました。辛かったけれど、病院で沢山の頑張っている方たちを見て自分も頑張ろうと思えたし看護師さんも、先生方も的確にお話をしてくださるので迷う事なく進めました。そして、一緒に乗り越えてくれた主人とはまたとても固い絆で繋がれたと感じております。
まだ沢山凍結している受精卵があるので、第二子...と考えたりしますが正直、やっと抜け出せた辛い治療の日々に戻るのが怖くて踏み出せずにいます。ただやはり子供は本当に愛おしい存在ですね。もう一人、二人...頑張りたいなと思ってしまいます。治療中は他人のお子さんを見るのが本当に辛かったですが今は全く違う気持ちでいられます。こんな幸せな日々を送る手助けをしてくださった浅田先生をはじめ浅田レディースクリニックのみなさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当にありがとうございました。
幸せ配達人...まさにその通りだと思います。赤ちゃんが産まれたことで私達夫婦はもちろん、両親、祖父母、兄弟にまで幸せが届きました。悩んでいる方みんなに可愛いお子さんが授かりますように。また第二子を。。と決意が固まりましたら、よろしくお願いいたします。

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