患者さまからのお手紙

2018年1月に出産された患者さまから

掲載日:2020年1月17日

妊活をはじめて3ヶ月で妊娠できたものの流産してしまい、そこから私の長い不妊治療が始まりました。1つ目の病気ではタイミング療法。知識もなく、先生に言われるがままだらだら1年以上続けて薬の影響で子宮内膜が物凄く薄くなってしまいました。
2つ目の病院は浅田レディースクリニックの説明会の順番待ちをしながら、人工授精をするも妊娠できず。すがる気持ちで浅田レディースクリニックに行くと、2回人工授精をして妊娠できず、体外受精2回目で妊娠することができました。自分より後に結婚した友達がどんどん妊娠や出産したり、親戚に赤ちゃんまだ?と聞かれたり、何より自分の体が女性として機能していない気がして精神的に本当につらかったです。
治療も、お金も時間もかかるし、職場に休む都合をつけたりすることも、自己注射も、決して楽ではありませんでした。妊娠できて喜びましたが、一度流産を経験していることこらこのまま本当に継続できるのか。先天性の疾患はないか。順調に大きくなっているのか。不安ばかりでした。安定期に入ってもなかなか安心できず.33週5日で破水して切迫早産でMFICUに入院になった時は血の気がひきました。34週5日で早産となってしまい、赤ちゃんは二週間NICUに入り、カンガルーケアもできなければ保育器にいるので授乳や抱っこもできず、思っていた出産とは全く違う出産になりました。
私の妊娠、出産は思い描いていたようなものとは違いました。妊娠すれば気持ちが楽になると思っていたけれど、ちゃんと出産できるか、退院できるか、後遺症はないかと心配はどんどん出てきます。今は全く問題なく健やかに成長していますが、周りの子と比べて発達に遅れはないか、離乳食をはじめてアレルギーはないかなど予想以上に色んなことが気にかかります。でも、妊娠前と違うのは、やはり幸せな悩みだということです。毎日家事に育児にバタバタと追われる毎日でついつい赤ちゃんのいる有り難みが当たり前になっていますが、それでも心が満たされています。
今も私の横ですやすやと寝ている赤ちゃんを見ると涙が出てくるほど幸せを感じます。私はなかなか赤ちゃんができなくて辛かった不妊治療の期間を強みに思っています。あの、赤ちゃんに会いたいと強く思い、努力した期間があったからこそ世界中の誰より我が子を愛する母でいられます。今となれば、途中でもし自然妊娠できていたらこの子ではない他の赤ちゃんが産まれていた、この子には会えなかったと思うと神様が選んでくださったタイミングなんだと思います。
治療している方々は精神的にとてもつらいと思います。私もそうでした。妊娠しても出産しても不安は尽きませんが、赤ちゃんのいる生活は幸せです。どうか浅田レディースクリニックの先生方を信じてついていってください。4年間不妊だった私も妊娠させてもらえました。応援しています。

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