患者さまからのお手紙
2017年11月に出産された患者さまから
浅田レディースクリニックの皆さま、通院中は大変お世話になりました。
祈るように過ごしたいくつかの判定日、待ち合いで何冊も読んだ小説、目をつぶりながら払うたくさんのお金、緊張してトイレに行きたくなってしまう移植前、1階のコンビニで自分へのご褒美に買うチョコレート。少し振り返るだけでも、浅田レディースクリニックで過ごしたたくさんの日々が走馬灯のように浮かびます。正直に言ってしまうと、本当に辛かったです。「なんで私だけこんな目にあうの?」そう思ったことも何度もありました。友達の妊娠が羨ましくて、「おめでとう」のあとはきまって家で大号泣。一番辛かったのは、培養していた8個の受精卵がすべて成長をやめてしまったと聞いたとき。私は妊娠出来ないんだな、もう治療はやめようか、とさえ思いました。でも、そんな中、3日目胚でお腹に戻した受精卵が、私のお腹に着床し、今の娘にまで育ってくれました。移植のときに羽柴先生が握ってくれた温かい手は一生忘れないと思います。
今、浅田レディースクリニックに通われている皆さまの中には、とても辛い思いをしていらっしゃる方もいると思います。私も辛かったです。でも、その分、夫婦の絆は深まりました。人の痛みに、少し気付けるようになりました。妊娠してからの重症妊娠悪阻も、帝王切開も、前向きに立ち向かうことが出来ました。
浅田レディースクリニックは、赤ちゃんを授かっても授からなくても、その後の私たちの人生を幸せにしてくれる場所なのだと私は信じています。幸せになるための修行の場所なのかもしれません。なにも出来ませんが、今、浅田レディースクリニックで頑張られている皆さんのことを心から応援しています。どうか、自分の心と体を大切にして下さい。そして、浅田レディースクリニックの一番素敵なところは、看護師さんたちの優しい笑顔だと私は思います!ぜひ注目して癒されて下さい♪
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