患者さまからのお手紙
2017年1月に出産された患者さまから
浅田LCの先生、スタッフの方々、本当にありがとうございました。1月に男の子を無事出産することができ、今は幸せな日々を過ごしています。
私は結婚して13年を迎え、ようやく子供を授かりました。思い返せば本当にいろいろなことがありました。結婚当初は直ぐ子供が出来ると信じていましたし、出来るようにと夜勤明けの中でも不妊治療で有名な病院に通い、タイミング療法をしていましたが、思うような結果は出ず、次の段階に進むにも未だ若いからと言われ、なかなか進めてもらえないまま数年を過ごしました。その後も他院に変わったのですが、検査・・・人工授精どまりでその先には行けませんでした。 検査結果では異常がなくても、子供を授からない、欲しいという願いが強くても叶わない・・・何度も神頼みもしました。
同時期や後から結婚した人は皆子供を授かっていき、良かったねという思いはあるものの、やりきれない思いを抱きながらその仕事のフォローにまわるという日々。産めないことに関しての心無い言葉に傷ついたりもし、どうして私には子供が授からないのか・・・悩んだりすることもありました。他にも、仕事で重要な事を任され、資格を取りに勉強に行き、子作りを止められた時期もありました。
そうこうしているうちに年齢は30代半ばとなり、どうしても諦められない私は、不妊治療を再度真剣に考えるようになり、するなら最先端技術があり治療実績が高く、自宅から容易に通うこともできる浅田レディースクリニックでお世話になることにしました。しかし、説明会の申し込みを数回するもできず、夫にも協力してもらいやっと通い始めることが出来ました。
治療と仕事の両立は思っていたよりも大変で、私にとって仕事内容と時間を調整して治療を続けていくことは難しく、転職することにしました。最初は必要な検査から始まり、人工授精・体外受精・顕微授精と段階を進めていきました。人工授精は1回で見切りをつけ、体外受精に直ぐに移行しました。最初は採卵も20個近く取れていたものが取れなくなっていき、徐々に無理な卵の誘発に身体の負担を感じるようになって、クロミフェン刺激での採卵となっていきました。この方法では、取れる卵も少なく数回採卵をしてやっと移植できる・・・という感じで、時間もお金もかかるようになりました。年齢が進むにつれ、治療の仕方も変わり採卵の方法も変わっていきました。そして治療を始めて2年目で妊娠することができましたが、9週で心拍停止し、流産となりました。
それから何回も採卵・移植を重ね、2年超の移植でやっと着床、妊娠することが出来ました。グレードの良い卵だからといって着床をするとは限らず、妊娠までできるのは奇跡です。何回も着床しなかったことに気落ちし、もう無理かもしれない、そろそろ諦めないかんのかなぁと治療を放棄したくなることもありましたが、身内にもう少し頑張るようにすすめられ、授かることを夢見ながら頑張り続けました。今回も無理かな・・・と思っていた中での陽性判定だったので、言われてから暫く信じれなくて、ぽーっとしながら帰ったのを覚えています。私は、妊娠したものの以前のこともあり、いついなくなってしまうんだろうと不安で、先生にお願いして少し卒業を延期していただきました。
今では、無事出産し、幸せそうに眠っている我が子の顔を見ていると本当に諦めずに治療を続けて良かった、そして浅田レディースクリニックを選択して良かったと感謝しています。私の書き込みが今、治療を頑張っている方の助けになればと思いここに記しました。患者さんのお便りには、1~2回目で妊娠・出産できたという方が多いのですが、そのような人ばかりではないです。私のように努力を必要とする人もいます。不妊治療は病気でないので保険がきかなく高額であり、治療ができる人じたい選ばれた人であると思います。でも子供が欲しいのであれば治療することを考えてみて下さい。苦しいですが、自分を信じてもう少し頑張ってみて下さい。続けることも辞めることも自分が納得する、決断できるまでして下さい。
最後に、現在治療をされている全ての方に、赤ちゃんが授かりますよう心からお祈りしております。
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