患者さまからのお手紙

2018年3月に出産された患者さまから

掲載日:2019年10月25日

いつかこの体験記を書くことを夢見ていました。いつも先輩方の体験記を見て励まされていました。ですから、この体験記が治療中の方の少しでも希望となることを願っています。
私は30代前半で浅田レディースクリニックでの治療を始めました。当初はここならきっとすぐに赤ちゃんを授かれるに違いないと思っていましたが、1回、2回と移植を繰り返しても1度も陽性をみることができませんでした。年齢的にも1、2回で妊娠する人が多いはずなのに、なぜなのだろうと次第に焦り始めて、仕事もやめ治療に専念することにしました。それでも1度も陽性を見ることがなく、通院を始めて2年弱、高刺激での採卵4回、移植9回目でようやく初めての陽性反応、そして無事に出産、息子は5カ月になりました。泣いたり笑ったり、日々成長していく息子を見てこれ以上の幸せはないと思っています。
治療中、なかなか結果が出ないと出口の見えないことで不安になったりすることも多いと思います。その気持ちは本当に痛いほど分かります。でも浅田レディースクリニックのスタッフの皆さんを信じて、どうか諦めずに治療を続けてください。必ず結果はついてきます。実際、浅田レディースクリニックでもだめならもうどの病院に行ってもだめだろうなあという確信がわたしにはあったので、転院しようと思ったことはありませんでした。念願の子育ては楽しいことがほとんどですが、夜泣きに悩まされたりと体力的にきついこともあります。また妊娠中も切迫早産で入院するなど心配が尽きませんでした。ですから、妊娠したらすべてがハッピー、お花畑というわけにはいかないと思います。
特に不妊治療を経験されている方は、出産まで、いえ出産してからも心配の方が大きいのではないでしょうか。ただ、このような心配ができるのも浅田レディースクリニックのおかげだと感謝の気持ちしかありません。不妊治療をしていたからこそ喜びも人一倍感じることができると思っています。
最後に、繰り返しになりますが現在治療中の皆さま、どうか諦めないでください。諦めなければ、きっとかわいい赤ちゃんに出会えます。

レター

患者さまからのお便り一覧