患者さまからのお手紙

2017年3月に出産された患者さまから

掲載日:2019年2月 1日

私が若いころ、不妊治療は珍しく、そういう言葉も聞くことがほとんどないものでした。結婚して5年以上経ち、そのうち授かるだろうという気持ちから、なんで授からないのだろう?に気持ちが変わったころ、高齢出産と言われる年齢になってしまっていました。
有名で実績があるクリニックを探してこちらにたどり着き、それでも5年ほどかかりました。本当に長い道のりでした。貯金も使い果たし、主人も疲れ果てて、初孫を待ち続ける両親からでさえ、そろそろ潮時だと言われるようになったころ、やっと授かりました。
諦めなくてよかった!私は、40代になってからやっと結果が出せました。精神的にも肉体的にも、経済的にも本当に大変でした。通院のため勤務先にも迷惑をかけました。移植回数も他院含め10回以上になったと思います。もっと早く治療を始めていたら、もっと健康的な生活をしていれば、何も問題がないと言われるのになぜ授からないのか?いったい何が悪くて授かれないのか、何度も自問自答していました。
迷っている方は、もし子供が欲しい気持ちがあるなら早く治療を始めてください。諦めようとしている方は、本当にそれでいいのかよくよく考えてください。自分の人生を後悔することのないように、多くの方の夢がかないますように。

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