患者さまからのお手紙

2017年3月に出産された患者さまから

掲載日:2019年1月 4日
28歳で結婚して4年、どうも妊娠する気配がないので浅田先生が行っている不妊セミナーに参加したのが初めてのアクションでした。そこで浅田先生の歯に衣着せぬ、しかし明確で分かりやすい説明を聞き、早く病院に行かねば、と決心しました。しかし最初に選んだ病院は浅田LCではありませんでした。調べてみたら、浅田LCは料金が高そうなのと、どうも全国的にも有名な最後の砦のようなので、ここでダメだったらどうしようとビビってしまったのです。
最初の病院で、左右にチョコレート嚢胞があるのが分かりました。2年かけてタイミングから体外受精までステップアップし、途中ポリープや子宮筋腫の切除を行いました。しかし次に進もうとする都度細切れに検査があり、そのたびに新たな弊害が見つかっては落ち込み、治療も停滞する、その繰り返しでした。自然妊娠にはこだわらないのでさっさと体外受精でもなんでもやって欲しい、そのために必要な検査は全部まとめてやってほしい、という思いとは裏腹に、遅々として前進しない治療は病院への不信感にもつながり転院を決めました。浅田LCの初診前説明会の予約は1度では取れず、3回目でようやくでした。
浅田先生は、治療と仕事を両立させるのは大変だけど仕事を優先させてばかりなら治療は進まない、仕事と違って不妊治療は努力が結果に結びつかない、とはっきりおっしゃいました。一日でも早く妊娠するために無駄な時間をかけず効率的に治療を進めていく治療方針も私に合っていると思いました。浅田先生は言い方は厳しいけど私が抱えている辛さを全部分かっている、この先生なら信頼できる、と強く思ったのを覚えています。期待通り、転院後の治療は無駄なくどんどん進みました。効率的な治療に反して、先生方やスタッフの皆さんはこんなに忙しいのにどうしてと思うほど常に親切にあたたかく対応してくださいました。しかし転院後も、採卵数はとれるけど融解胚は良くてCランクどまりでした。採卵2回、凍結胚移植7回目で初めて陽性となりましたが化学流産に終わりました。また採卵から、となり、金銭的にも厳しくなってきて夫に諦めようと言われましたが、あと1回だけやりたいと頼みました。3回目の採卵前、35歳でAMHは1.99でした。ここで私は、最初の説明会で浅田先生がおっしゃった「不妊治療は努力が実らない」という言葉をあらためて考えました。そう言われるほど私は努力してきたか?漫然と受け身でいなかったか?
先生にも相談し、DHEAがもしかしたら効くかもしれないとすすめられ飲み始めました。妊娠の主役はタマゴ。浅田先生は最初からおっしゃっていました。いい卵子を育てるためには血流が良くないといけない、血流を良くするには運動せねば、と毎朝出勤前に30分ランニングを始めました。太ももは大きい血管が通っているし卵巣にも近いから、ということでスクワットで鍛えました。食生活では、毎朝野菜と果物でスムージーを作り、青魚を積極的に食べるようにしました。するとこれが功を奏したのか、3回目の採卵・受精後の融解胚移植では、6A、6B、6C、桑実胚という素晴らしい結果となり、無事妊娠、出産までこぎつけることが出来たのです。いつも移植前後ばかり「冷やさないように」「安静に」などと気をつけていたけど、そう言えば採卵前に対策したのはこれが初めてでした。この移植後は、電車に乗り遅れそうになって走ったり、重たい荷物を持ったりもしていました。規則正しい生活、運動、食事、そしてDHEAが私に合っていたことが良かったのだと思います。皆さんにも一日でも早く赤ちゃんが授かりますように!
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